今月の
特集

2025.1.1

人に寄り添い、生き生きと輝く青年があふれる世の中を

 

MESSAGE


霊友会青年部部長 前田康喜

未来を担う青年の育成を大きな目標に掲げられた、霊友会の創立者・久保角太郎恩師。その思いを受け継がれた初代会長・小谷喜美恩師によって創立された霊友会青年部は、昨年、70年の節目を迎えました。創立以来、先輩たちが必死につないでくれたバトン。それは、心から人に寄り添う生き方だと、私は思っています。

ヤンチャだった10代の頃、私は親に暴言を吐き、我が子を思う親の愛情を踏みにじってきました。自分のことしか考えず、周りに迷惑をかけ続けてきました。それでも、支部の先輩や青年部の仲間たちが私に声をかけ続けてくれたおかげで、少しずつ立ち直ることができたんです。

そして、全国から青年が集う弥勒山で、親を思う同世代の姿に衝撃を受け、自分も変わりたいと思いました。病気で重い後遺症をおった地元の後輩に元気になってほしくて、2人でつどいをしていく中で、彼だけでなく、ご両親からも「ありがとう」と言っていただいたその瞬間から、私の生き方は変わりました。

今、私は妻と3人の子どもたちと暮らしています。「ほんまに幸せや」と、心から言えます。ですが、世の中を見渡せば、仕事に行けない、学校に行けない、心安らぐ自分の居場所がない……辛い思いをしている人がたくさんいます。解決しなければならない社会問題も山積みです。

霊友会青年部がこれからも大切にしていくのは、命をつないでくれた先祖に感謝し、お経をあげて自らの手で先祖を供養すること。人と積極的に関わり、自分自身を振り返ることで、毎日の生き方を変え、人や社会の役に立てる自分をつくっていくことです。

会社、家庭、ご近所、友達づき合い、それぞれの中で、相手の幸せを願って、たとえ嫌がられても関わっていく。それぞれの立場・環境の中で、自分に何ができるかを考え、行動を起こす。そんな仲間を増やしていくことが、人や地域、社会を元気にしていく。そして、自らの人生を充実させ、心から幸せやと胸を張れる生き方へとつながっていくと信じています。

人に寄り添い、生き生きと輝く青年があふれる―。それが、みなさんと一緒に実現していきたい世の中です。