今月の
特集

2022.2.1

一人ひとりの声かけで世の中を明るく、元気に!

いろんな場で人に声をかけ、明るく、 元気になる仲間づくりをしている青年たちのエピソードを紹介します。

    1. ■Episode1①—喜んでくれた姿を見て、胸がいっぱいに!【Kさん 20 代・女性
      友達のAちゃんは、同じ大学で一緒に保育士を目指していたのですが、保育実習のとき、具合が悪くなった子どもにうまく対応できず、自信をなくしたそうです。…続きを読む
    2. ■Episode1②—もう絶対に後悔したくない。その思いが、原動力に【S さん 30 代・男性
      今私はシェアハウスに住んでいます。家に帰ると、だいたいルームメイトがリビングでくつろいでいるので、「元気?」と話しかけるのが日課。…続きを読む
    3. ■Message—今こそ、青年が立ち上がる〝時〟【青年部部長 前田康喜
      私は毎日、誰かに声をかけ、霊友会の教えを伝えています。その中で相手からいろんな反応が返ってくるんです。…続きを読む

喜んでくれた姿を見て、胸がいっぱいに!

友達のAちゃんは、同じ大学で一緒に保育士を目指していたのですが、保育実習のとき、具合が悪くなった子どもにうまく対応できず、自信をなくしたそうです。ある日、彼女から「保育士になれないかも」と相談されました。ほっとけなくて、共通の友達に呼びかけて、みんなでAちゃんの不安な気持ちを聞き、支えようとしました。でも、結局Aちゃんは保育士をあきらめ、大学を辞めてしまったんです。何も力になれなかったことに、すごく落ち込みました。

だからと言ってこのままにはしておけません。定期的に会いに行き、彼女の不安な気持ちを聞き、相談にのりました。Aちゃんがコロナに感染したときは、ものすごく不安になっている彼女を元気づけようと友達にも声をかけ、毎日リモートで励ましました。無事に回復したとき、Aちゃんは「みんなに支えられた。本当にありがとう」と泣きながら話してくれたんです。喜んでくれるAちゃんの姿に、胸がいっぱいになりました。一緒に元気になっていけるように、これからもつどいを続けていきます。

※写真はイメージです。本文の登場人物とは関係ありません。

もう絶対に後悔したくない。その思いが、原動力に

今私はシェアハウスに住んでいます。家に帰ると、だいたいルームメイトがリビングでくつろいでいるので、「元気?」と話しかけるのが日課。時間と共にみんなとの仲がだんだん縮まってきたのを感じています。

その中に一人、気になる人がいました。Bさんという入居して間もない20 代の若者で、あまり人と目を合わさず、元気がない様子でした。先日、たまたま彼がリビングにいたので「一緒に飲もう」と誘い、じっくりお互いの話をしたんです。出身地、仕事の内容、いろいろ話すうちに、家族の話になりました。すると、Bさんが「実は、複雑な家庭環境で育って、両親から愛情を受けた記憶がないんだ」。ぽつりぽつりと、聞かせてくれたんです。ひとりで悩みを抱えて、つらかっただろうな……。胸がしめつけられる思いがしました。

そのとき、数年前に出会った、家庭の問題で悩んでいる人のことが記憶によみがえりました。当時、少しでも力になれたらいいなと、霊友会の教えを伝えようと思いながらも勇気が出ず、伝えられないまま疎遠になってしまいました。私はずっと後悔していたんです。もう同じ思いはしたくない。心に決めて、その場で「一緒に変わっていきたいので、霊友会をやりませんか?」と声をかけました。Bさんは「分かりました」と入会しました。

Bさんが会員になったからには、まずは自分がしっかり修行をしようと、寒行にますます力が入りました。他にもひとりで悩んでいる人がいるかもしれない。そう思い、他のルームメイトや職場の同僚にも声をかけるようになりました。Bさんに声をかけたことがきっかけで、以前よりもっともっと人のために動こうと思えるようになったんです。一緒に幸せになる仲間を増やしていけるように、周りの人と積極的に関わっていきます。

今こそ、青年が立ち上がる〝時〟

私は毎日、誰かに声をかけ、霊友会の教えを伝えています。その中で相手からいろんな反応が返ってくるんです。「先祖供養の大切さは分かるけど、暇じゃないから」。そう冷たく断られたときは、暇だからやってるわけちゃうねんと、ものすごく腹が立ちました。ですが、お経をあげていると気持ちが落ち着き、相手を責めてばっかりいたけど、自分はどうやったやろ。ヤンチャしていた自分を心配して声をかけてくれた人たちに、冷たい態度をとっていたな。そんなふうに自分のことを振り返ることができました。そして、周りの人から受けた恩を、人のために行動することで返していこうと、あらためて決意することができたんです。

昨年の弥勒山セミナーで私が担当する分科会に参加した二十歳の子が、「必ず友達に霊友会の伝えます」と言ってくれました。下山後、彼は実行し、生まれて初めて友達に霊友会の伝えたんです。本当にうれしかった。自分も負けずに、もっともっと声をかけて、背中を見てもらえる自分になるぞ。元気が湧いてきました。

世の中に目を向けると、コロナ禍だけでなく、いろんな自然災害、悲惨な事件もたくさん起きています。人知れず悩んでいる人もたくさんいると思います。だからこそ私たち青年が立ち上がり、声かけを通して世のため人のために行動する自分たちになる。そして、志を同じくする仲間づくりをしていく〝時〟です。

青年部が一丸となって、明るい世の中にしていきましょう。