今月の
特集

2020.5.31
今、できること。
この記事を制作している5月11日現在、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向け、まだまだ油断できない、先の読めない事態が続いている。しかし、嘆いていても何も変わらない。「私たち一人ひとりが今、できることを精一杯やろう!」と動き続ける青年たちを特集する。
-
- ■①— 私と彼女の一歩 M・Sさん(佐賀県・20代・女性)
私は言語聴覚士として、普段、病院内で働いています。…続きを読む - ■② — これがあるから頑張れる! O・Kさん(福岡県・30代・女性)私にも、何かできることはないだろうか。なんでもいいから、とにかくやって…続きを読む
- ■③ —会えなくてもつながれる T・Mさん(埼玉県・20代・男性)先日、青年部の仲間と電話で話していたときのこと。「全然連絡取っていなかった友達から久しぶりに連絡がきて、めっちゃうれしかったんだよね」…続きを読む
- ■④ —みんなの姿が元気の源 A・Fさん(東京都・20代・女性)
一日も早く収束するように、社会に役立つ自分たちに成長できるように。…続きを読む - ■Myおっせかい LIVE① —みんな、どう過ごしてる?
樋口 こんばんは~。始まりました、第2回です!
前田 みなさん、家でくつろぎながら観てくださいね。ゆるい感じで。…続きを読む - ■Myおっせかい LIVE② —どんな弥勒山にしたい?!
樋口 先週の配信を観た人から、私もオンラインつどいをやってみたいって反響をもらいましたよ!…続きを読む
- ■①— 私と彼女の一歩 M・Sさん(佐賀県・20代・女性)
①私と彼女の一歩
私は言語聴覚士(※)として、普段、病院内で働いています。今は特に緊張感を保ちながら、一日も早い収束を日々念願し、目の前の仕事に一つ一つ、精一杯取り組む。休日は、気分転換と、自分の将来に役立てる目的を兼ねていろんな料理に挑戦中。そんなふうに、うまく息抜きをしながら頑張っています。
そんな中、気になる後輩がいます。昨年、私の1年後に就職して病院にやってきた同い年の女の子。彼女は元々、人付き合いが苦手だったようで、人間関係に悩み、数カ月で仕事に出て来れなくなってしまいました。
同じアパートに住んでいたのですが、彼女が実家に戻ってしまったので、顔を合わせることもなく……。近くにいたのに気づけなかった。力になれなかったと、ずっと心に引っ掛かっていました。
今年の2月、彼女が久しぶりに職場に復帰。私は、積極的に話しかけるようにしました。その中で、散歩が趣味だということを知ったんです。そこから週1回、1時間、二人の散歩タイムが始まりました。
密接を避けるため、物理的な距離は取らないといけないけど、他愛もない話をしながら一緒に歩いていると、少しずつ、彼女との心の距離が縮まっていくような気がします。彼女から、「散歩、続けたいです」と言われたとき、私でも少しは力になれたのかな、とうれしくなりました。
一歩ずつ、私も彼女と一緒に成長していけたらいいなと思いました。
※写真はイメージです。本文の登場人物とは関係ありません。※「言語聴覚士」…病気や事故、発達上の問題などにより、話す・聞く・食べる(飲み込む)ことが困難な人に対して支援を行う専門家
<
>