今月の
特集
2019.12.26
前に進めたのは、みんながいたから
支部の青年部執行部や弥勒山セミナーの運営者を務め、周りの人に霊友会の教えを伝えるなど、積極的に人と関わっている居垣明日香さん。毎日がとても充実しているそうです。今、何を感じているのでしょうか。エピソードを紹介します。
- ■Myおっせかい その① — みんな、スゴイ!
幼い頃から私は周りの人に合わせたり、相手の気持ちを考えられない性格。「あの子嫌いだから一緒に給食食べたくない」…続きを読む - ■Myおっせかい その② — 友達が喜んでくれたのが、何よりも嬉しかった
高校一年のある日、友達のAちゃんに「親が離婚するかも」と相談されました。
よくよく話を聞いてみると、Aちゃん自身…続きを読む - ■Myおっせかい その③ —私のほうこそ、気づくことがいっぱい
高校を卒業した私は、看護学校に入学。授業の一環で家族について話し合う機会
がありました。…続きを読む - ■最後に —これからも人と関わっていく!
かつては人を思えなかった私。父との間に壁を感じていた私。
少しずつ変われ…続きを読む
①みんな、スゴイ!
幼い頃から私は周りの人に合わせたり、相手の気持ちを考えられない性格。「あの子嫌いだから一緒に給食食べたくない」と本人の前で言うぐらいでした。当然、友達関係のトラブルも多かったんです。
中学生になってから、母に勧められて毎日お経をあげ、積極的に弥勒山セミナーに参加するようになりました。そして、中学3年生のとき、支部長に勧められて初めて弥勒山の運営者を務めることになったのです。
弥勒山で出会った運営者の仲間は、本当に印象的。参加した人たちに楽しんでもらおうと、グループミーティングでどんどん話しかけたり、相談に乗っていました。どこまでも人を思って、一生懸命、行動している姿がすごい!って感動しました。
地元に帰ってからも、運営者仲間がつどいに誘ってくれました。仲間と過ごす時間が増えていくうちに、私もみんなのようになりたいと少しずつ思うようになったんです。これが私が変わるきっかけになりました。
②友達が喜んでくれたのが、何よりも嬉しかった
高校1年のある日、友達のAちゃんに「親が離婚するかも」と相談されました。よくよく話を聞いてみると、Aちゃん自身「お父さんが優しくない」と、父親との関係に悩んでいて、本当につらそうでした。私にできることはないかな。誰かに相談に乗ってもらえたらいいなと思って、支部の行事に誘いました。そこで支部長や先輩たちが、こんなことを言ってくれたんです。
「お父さんも寂しいんじゃないかな」。
その言葉がすごくAちゃんの心に残ったそうです。入会して、一緒にお経をあげるようになってから、「私はお父さんのことを軽蔑して、遠ざけてた」と自分を振り返っていました。自分からお父さんに話しかけて、優しく接していくうちに、お父さんの態度も変わってきたそうです。「優しくなった」とAちゃんから聞いたときは、それまで経験したことがない嬉しさで、胸がいっぱいになりました。
ちょっと前まで、あまり人に興味がなかった私からすると、こんな気持ちを味わえたのは大きな一歩だったと思います。Aちゃんを思って行動したつもりが、かえって私のほうが元気をもらいました。
③私のほうこそ、 気づくことがいっぱい
高校を卒業した私は、看護学校に入学。授業の一環で家族について話し合う機会がありました。クラスの友達の話を聞いていくと、「両親の仲が悪い」「離婚してお父さんがいない」と話していて、びっくりしました。いつも元気で明るくて、何も問題なさそうだと思っていたけど、本当はいろいろ抱えていたんやな。一緒に幸せになりたいと、つどいに誘ったり、霊友会の教えを伝えるようになりました。
これまで以上に深くつき合っていく中で、みんなが人間関係の悩みを抱えていると知ったんです。どうしたらいいのかなって考えたとき、思い浮かんだ人たちがいました。それは、運営者の仲間や先輩たちです。人の話を聞きながら、「相手の立場になって考えてみたら」とか、「自分にも改めるところがあるんじゃない」と伝えていたみんな。彼らに教わった考え方や、Aちゃんの体験を思い出しながら、友達に霊友会の話をして、相談に乗っていきました。
友達が前向きになれるように、お経をあげて念願もして、必死になる中で、ふと気づいたことがあったんです。アドバイスをしている私こそ、相手の立場に立って物事を考えられていたかな。特に、父に対してどうだっただろうって。
私が物心ついたときから父はすごく厳しくて、食事中にちょっと食器の音を立てたり、何か落としただけでもすごく叱られました。いつ怒られるのか、父といるときはビクビクしてばかり。いつからか、父が帰宅したら妹と弟と一緒に自分たちの部屋に戻り、父を避けるようになりました。高校生になると、父はだんだん優しくなっていき、叱られることもなくなったんですが、まだ父への恐怖心は残っていたんです。
どうすればいいのかな。そう思ってお経をあげていると、以前、祖母に聞いた話を思い出しました。父は幼い頃、祖父に厳しく育てられたそうです。また、私が幼い頃、父は職場で若くして昇進したため、周りからのやっかみや部下の反発にあって悩んでいたことも。そのことを聞いた当時は父の気持ちなんて考えられなかったけど、あらためて父の気持ちになってみると、父は自分が厳しくされてきたから、子どもたちへの接し方が分からなかったんだな。職場でストレスを抱え、家に帰っても家族が怖がって近寄ってこない。どこにも居場所がなくて、寂しかっただろうな。父をずっと避けてきて、申し訳ない気持ちになりました。
父も一人の人間なんだ。そう感じたとき、私の中で少しずつ父に対する壁がなくなっていきました。自分から話しかけたり、一緒に食卓を囲んだり、父との距離を縮めていきました。
話してみると、妥協せずに納得がいくまで仕事に取り組み続ける姿や、不平不満を言わない姿とか、学ぶことがいっぱい。お父さんすごいなって尊敬するようになりました。父に対する恐怖感はもうありません。今は冗談を言い合えるほど仲良くなれて、嬉しい気持ちで胸がいっぱいです。
※毎年、弥勒山で運営者を務めています。ここでの経験が、前に進むきっかけをくれるんです
最後に---これからも 人と関わっていく!
かつては人を思えなかった私。父との間に壁を感じていた私。少しずつ変われたのは、霊友会の教えを通してたくさんの人と関わり、本音でぶつかってきたからだと感じています。
一人でも多くの人と一緒に幸せになれるように、これからも周りの人と積極的に関わっていきます。
※支部長は、いつも相談に乗ってくれる頼もしい存在です
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