今月の
特集

2024.7.1

弥勒山にTAS(タス)+
「青年の弥勒山セミナー(社会人班)」

今、霊友会青年部は「とにかく(T)新しい人を(A)誘う(S)―TAS+」を合言葉に、それぞれの地元でまわりの人と関わっている。今月号では、気になるあの人を誘って弥勒山に参加した青年たちを特集。どんな思いで誘ったのか? 弥勒山で感じたこととは? 3組のインタビューをお届けしよう。


フィリピンから参加した青年(右)と交流する場面も

  1. INTERVIEW.01―私は今回、お付き合いしているIさんを誘って参加しました。続きを読む
  2. INTERVIEW.02―快は高校の同級生で、ほんまに気が合う、卒業後も頻繁に遊んでいる親友。続きを読む
  3. INTERVIEW.03―誰かと一緒に参加する弥勒山は、こんなにも違うんや―。続きを読む

「青年の弥勒山セミナー(社会人班)」
(各支部合同)第1班 5月25日~26日

INTERVIEW.01

 


神奈川県 I.Sさん  32歳(初参加) O.Yさん  26

|   2人の将来のために、ともにステップアップ!

 私は今回、お付き合いしているIさんを誘って参加しました。

普段、些細なことでケンカしてしまう私たち。付き合って3年、結婚も視野に入ってきたけど、ちゃんとやっていけるかなと不安もありました。そんなとき、両親から、「何か自分に生かせるヒントが得られるから、彼を誘って弥勒山に参加してみたら」と勧められたんです。

私自身、高校生の頃に参加して以来、弥勒山から足が遠のいていました。でも、今が一歩踏み出すタイミングなのかも―。3カ月前、霊友会の教えのこと、弥勒山のことを初めて彼に話しました。

 ぼくは、2人の将来を考える上で、仕事もプライベートも、もっと自分を成長させたいと思っていました。宗教には良くない印象もありましたが、自分の目で見てみなきゃ分からない。いろんな人の話を聞いて、吸収できるものもあるかも。そう思って参加を決めました。

 お互いに前に進むきっかけを得たいと思って参加した弥勒山。私にとっては、親に言われて行くだけだった学生の頃とはまるで違う味わいがありました。他の参加者の言葉に真剣に耳を傾けてみると、多くの人が、家族や友達、同僚との人間関係を良くするために、「相手のせいにしない」「自分を振り返る」ことを大切にしているんだと気づいたんです。

私は、彼とちょっとしたことで言い合いになったとき、「私のせいじゃない」って、相手のせいにばかりしていて……。でも、これからは少し冷静に立ち止まって、自分に悪いところはなかったか振り返ってみようと思いました。

|   人のために動く姿勢を真似しよう

 ぼくも同じようなことを感じました。今、同棲しているんですけど、家事の分担は決めた通り。お互い、自分の分は自分がやるべきだという考えでした。彼女の方が仕事の帰りが遅いときでも、考えを曲げることがなかったんです。でも、そうじゃないよなって思わされたのが、1日目の全体会で聞いた前田康喜青年部部長の話でした。

上司や同僚に横柄な態度をとる苦手な後輩が足を怪我したとき、葛藤しながらも、何カ月も毎日送り迎えをした。すると後輩が少しずつ心を開いて、今ではまわりからも信頼されるリーダーに成長したことがうれしい―と。積極的に人のために動く姿勢を真似しようと思ったんです。

これからは、彼女との関係はもちろん、職場でも、自分にできることを積極的に見つけて実践しようと思います。

 目的をもって、誰かを誘って参加する弥勒山は、得るものが大きいんだなと実感しました。これからは、気になる友達にもTAS+してみようと思います。彼と一緒に成長できるよう、私も頑張ります。


小さな子ども連れ、家族での参加も目立った


体を動かすコーナーも!

※インタビューの内容と写真は関係ありません

INTERVIEW.02


京都府 三谷 快さん  19歳(初参加) 岡﨑立喜さん  19

|   親友に、大好きな弥勒山を味わってほしい

岡﨑 快は高校の同級生で、ほんまに気が合う、卒業後も頻繁に遊んでいる親友。霊友会の教えで一緒に成長できたらもっと楽しいけど、もし断られて気まずくなったらどうしようと、霊友会の話をずっとできずにいました。でも、最近、つどいに参加する中で、支部の仲間や支部長が人のために一生懸命頑張っている姿にすごく胸を打たれて、やっぱり快に話したい、「こんなに楽しくて元気になれる場所があるんや」って、ぼくの大好きな弥勒山を味わってほしい。そんな思いが湧いてきたんです。

ちょうどそのとき、快が仕事を辞めて落ち込んでいると聞きました。これはもう、話すしかない! 4月、思いきって弥勒山に誘いました。

三谷 話を聞いて、すぐに「行く」と返事をしました。ぼくにとって立喜は、どんな話もちゃんと受けとめてくれる、誰よりも頼れる存在。そんな彼が誘ってくれるなら行ってみよう、と。

岡﨑 快の決断力に、すごいなって感心しました。ぼくは普段から、何でもやる前からネガティブな結果を考えて行動に移せないことがよくあったからです。それに、快のことを本当に思う気持ちがあれば、勇気を出して言えたはず。それができなかったのは、まわりの人への思いやりが足りなかったんや。そのことを快から教えてもらったんです。だから弥勒山では、絶対に快に何かつかんでもらいたい。その一心で毎日心を込めてお経をあげ、一緒に参加しました。

|   人は変われる。もう一度、頑張ろう

三谷 弥勒山は、いろんな人が初対面のぼくに優しく話しかけてくれ、めっちゃ温かいなって思いました。同僚との人間関係がうまくいかず仕事を辞め、何もかもが嫌になっていた自分にとって、「こんなに平和な場所があるんやな!」って。思わず立喜にそう言ったんです。

岡﨑 快が楽しんでくれて、ほんまに良かった! 何もかも初めての弥勒山で、快は一生懸命大きな声でお経をあげたり、積極的に手を挙げたり……。そんな姿をそばで見ていて、ぼくももっと頑張ろう。一緒に参加してくれてほんまにありがとうって気持ちで胸がいっぱいになりました。

三谷 前に立って発表する人や、分科会で同じグループになった人のいろんな話を聞く中で、どの人も、すごく前向きに生きているのも印象的でした。

「人は変われる」って言葉が胸に刺さって……。ぼくには、いつか自分で会社を持ちたいっていう夢がありました。ここで腐らずに、もう一度、頑張ろう。そう背中を押された弥勒山でした。


式典の決定(けつじょう)発表で元気よく手を挙げる三谷さん(右)

岡﨑 どんな自分も受けとめてくれる人たちに出会えて、前に進むヒントやパワーがもらえる。弥勒山ってやっぱりすごい。誰かと一緒に参加するとその感動が何倍にもなる! そう実感しました。

快と一緒に成長し、これからもいろんな人にTAS+していきます。

「青年の弥勒山セミナー(社会人班)」
(第十一支部)6月8日~9日

INTERVIEW.03

 


大阪府 M.Mさん  27歳   大阪府 O.Kさん  27歳(初参加)   兵庫県 Y.Aさん 26歳(初参加)

|   楽しいだけの友達関係はもうやめよう

M 誰かと一緒に参加する弥勒山は、こんなにも違うんや―。OとYがいてくれたおかげで、私は前に進むことができました。

私たち3人の出会いは高校1年生のとき。同じクラスになったことがきっかけでした。2年になって2人とは違うクラスになったんですけど、Oとはずっと仲良くて、卒業してからもお互いの家を行き来するくらい。Yとはクラス替え以降、しばらく距離があったものの、3年前に共通の友人を通して再会。それ以来、みんなで定期的に会うようになりました。

最初に霊友会のことを伝えたのはO。約7年前、誰でも参加できる地域のつどいに誘いました。その後もミニ運動会やバーベキューなど、楽しいイベントには何度か来てくれたんですけど、私も教えについて話すことはありませんでした。

約3カ月前、Yから同棲していた彼氏と別れ、実家に帰ったと知らされました。これまでも恋愛で失敗してきたと聞いていたから、Yの人生が良い方向に進んで、ステキな人に巡り合ってほしい。そう思ったときに浮かんだのが、今回の弥勒山だったんです。

でも以前、O以外の友達に霊友会の話をしてひかれてしまった経験から、どういうふうに伝えればいいんやろう。変に思われたらどうしよう。Yに声をかける勇気が湧きません。毎日、必死にお経をあげて念願しました。

そうする中で、私、自分のことしか考えてないやんって少しずつ思えてきたんです。どう受け取られるかとか、余計なことは考えずに、自分の気持ちだけを伝えよう。そう決意して、電話をかけました。霊友会の教えをしていること。弥勒山という場所があって、同世代の人がたくさん集まること。そこに一緒に行って、幸せになっていきたいこと。どんな返事が返ってくるのかすごく緊張したけど、「最大のパワースポットがあるから行かへん?」。思い切って話をしました。

そうしたら、Yは「行く」と即答。誘った私のほうがビックリして「え、いいの?」と聞き返すくらい(笑)。「Mがせっかく誘ってくれたのに、断る選択肢はないよ」と言ってくれたんです。参加を決めた一番の理由は、私が声をかけたからだと聞かされて、私は胸がいっぱいになりました。それと同時に、ある思いが湧いてきたんです。

私たちは、何をするにも、どこに行くにもいつも一緒にいるくらい、本当に仲が良いんですね。でも、Yと2人だけで何かをしたことがなくて……。ずっとつながっていたOと違って、Yと仲良くなってから日が浅いからか、私自身にちょっと遠慮しているところがあったんです。元々、私は引っ込み思案で、消極的なタイプ。「MとOみたいな関係になれるように私も頑張るわ」ってYが言ってくれてるのに、私のほうが距離を縮めようとはしていなかった―。そう気づかされたんです。

「Yも行くから一緒に行こう」とOにも声をかけ、絶対に3人で参加できるよう、ずっと念願を続けました。そして、前日は私の家でお泊りし、支部のみんなと一緒に弥勒山に来ることができました。

|   それぞれに気づきのあった弥勒山

 初めての弥勒山は、また来たいって思うくらい楽しかった。最初のお経にはびっくりしたけど、みんなで声を揃えてあげる団結力がスゴイ! 前に出ていた導師の人もかっこいいなって思いました。

今回、メッチャいい刺激になったのが分科会。何でも話せるし、聞いてくれるとMから言われていたんですけど、ホンマにその通りでした。同じグループになった人それぞれが自分の話をして、お互いにアドバイスし合う。私も最近悩んでいたことを話しました。

私の職場にはいくつかグループがあって、そのグループ同士の仲があまりよくないんです。私はどのグループとも仲良くしているから、板挟みになることがよくあって……。そのつど、両方にいい顔をしている八方美人な自分が嫌だなと思うことがあったんです。

でも、今回の弥勒山で前向きに頑張ろうとしてるみんなの話を聞いて感じたのが、八方美人は武器になるなってこと。どのグループともつながっていられるから、お互いの仲を取り持つことができるやんって思ったんです。これからはそれぞれの良いところを伝えるようにしたいです。

ポジティブな思考に変えてもらった弥勒山。誘ってくれたMには、ホンマに感謝しています。

O この弥勒山で一番よかったのは、今まで知らなかったことをたくさん知ることができたことです。私自身、職場での悩みもないし、テレビのニュースで自らの命を絶った悲しい人の話を観ても、どこか他人事(ひとごと)。まわりにそんな人はいないし、リアリティがありませんでした。

でも、分科会で出会った人が、ずっと死にたかったと言っていて、そこまで思いつめる人がいるんやって衝撃を受けたんです。それに、Yが職場の人間関係で困っていると人づてには聞いていたけど、いつも楽しそうにしているし、そこまで悩んでいたなんて……。八方美人なことにもびっくり。これからはまわりの人を表面的な部分だけでなく、ちゃんと内面まで見ていこうと思いました。

また、初めての弥勒山で不慣れな私たちに、「次はこうするんやで」と、積極的なMも頼もしく見えました。どちらかと言えば消極的なタイプだと思っていたから、今までと違う一面を知ることができたのも、弥勒山に来たからこそやなと思います。

M 今回の弥勒山は、人とちゃんと向き合うことを避けてきた自分を教えられる、貴重な機会になりました。Yに対して距離を感じていたのもそうだし、職場での悩みも詳しく知りませんでした。何年も前から霊友会の場に来てくれているOに、教えをきちんと伝えられていなかったこともそうです。楽しいだけの友達関係じゃダメなんだって痛感しました。

これからは2人を引っ張っていける自分になりたいし、つどいにも3人で参加したいと思います。今、次の弥勒山にも一緒に行こうと話をしているところです。


美味しいスイーツを食べながら談笑タイム

※インタビューの内容と写真は関係ありません