01立場や環境、障がいの有無を超えて―

８/18-19 第15回弥勒山「三者ふれあいのつどい（夏班）」
８/19-20「 青年の弥勒山セミナー（学生・社会人班）」（各支部合同）

|   私がリポートします

青年部執行部　小杉 丹里

いつもとは違う、特別な夏の弥勒山。多くの感動が生まれた３日間でした。

第15回弥勒山「三者ふれあいのつどい（夏班）」に参加した奉仕者（ボランティア）の青年たちは、エレベーターやエスカレーターの誘導、食事の配膳や車いすの人の行動補助、障がいのある人の入浴介助、その他さまざまな場面で活躍。半数が初めての「三者」とは思えないほど生き生きしていました。

この一体感が「三者」の魅力

今回、実行委員を務めた私も10年ぶりの参加でしたが、私のことを覚えていてくれた人がたくさんいたことにびっくり。どんな人も、温かく受け入れてくれる。障がいのある人も、その家族・介助者・介護者も、奉仕者も、支え合い、元気を分け合える。そんな「三者」の素晴らしさに、参加した青年たちは感激しっぱなし。来年からサービス業に就職するという青年が、「絶対に休みを取ってまた来ます」と言っていたのが忘れられません。

続く「青年の弥勒山セミナー」は、学生班と社会人班の合同開催。年代対抗クイズで盛り上がり、年代別やテーマ別のコーナーでじっくり話をして、一人ひとりが前に進むきっかけをつかみました。

パン食い競争は白熱！（三者）

友達のために勇気を出して行動した中学生の発表を聞き、その純粋な心に胸を打たれた社会人は私だけじゃないはず。中高生にとっても、困難を乗り越えてきた社会人の体験は参考になったようです。

相手の話に興味津々（セミナー）

年齢、立場や環境、障がいの有無を超えてさまざまなことを感じられた今回の弥勒山は、私たちにとって、これからの生活に生きるヒントがたくさん詰まっていて、とても貴重な体験になりました。

• 02参加者インタビュー

02参加者インタビュー

～中高生編～

|   楽しかった。友達ができた。目標が見つかった！

茨城県　片倉 仁美さん　中学２年生

看護師の母が医療班として参加したことのある「三者」の弥勒山に、私は今回、初めて参加しました。そこで、同じ支部の発達障がいを抱える中学１年生のＭちゃんと出会ったんです。

私は障がいのことも「三者」のこともよく分からないし、初対面だから緊張もしました。でも、ミニ運動会で一緒に体を動かしたり、「学校楽しい？」って自分から話しかけてみたり……。すると、初めは物静かだったＭちゃんに笑顔が増えて、仲良くなることができたんです。「お祭り広場」では、気づいたら２人ともステージに上がって踊っちゃうくらい、最高に楽しかった！　「三者」っていいなって思いました。

Ｍちゃんと「また会おうね」って約束してバイバイしたあと、私は引き続き「セミナー」に参加。中学生の子もたくさんいて、学年別のコーナーでゲームをしたり、お喋りして、自然と友達ができました。

同年代で話をするって楽しい！

かっこいい社会人のお兄さんやお姉さんの話もたくさん聞けて、目標もできました。一度病気をした父に長生きしてもらって、成長した姿を見せること。まずは、今はたどたどしいお経をしっかりあげられるようになって、学校生活も頑張ります。

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～社会人編～

|   〝互いに支え合う〞。励まし合えるから心強い

千葉県　Ｙ・Ａさん　30 歳 女性

私は３年前、栄養士から介護福祉士に転職。そこで出会った先輩のＮさんは、私が別の施設に移った後もいろんな相談に乗ってくれ、母親のように親身になってくれる存在です。今年、体調を崩して休職していた私は、Ｎさんから誘われて霊友会に入会。早速、弥勒山に誘われました。

「また弥勒山で会おうね！」

初めての弥勒山。「三者」では、奉仕班の１人として、ミニ運動会のお手伝いや、障がいのある人の入浴介助をすることになりました。正直、人と接することが久しぶり過ぎて不安だったんですが、その気持ちはすぐに変わりました。

ミニ運動会ではしゃぐ子どもたちの笑顔。入浴介助をした参加者からの「ありがとう」の言葉。うれしかった。私のほうが、元気をもらいました。職場でも、私はいつも利用者さんから元気をもらっていたんだなと、感謝の気持ちが湧いてきたんです。“やってあげる”じゃなく、“互いに支え合う”大切さを実感しました。

「セミナー」も刺激的。私は転職を機に青森から関東に出てきました。コロナ禍や、最近は休職中ということもあり、同年代との関わりがなかったんです。

だから、趣味の話で盛り上がったり、転職や人生設計についてなど、同年代だからこそ語り合える時間がとても有意義でした。悩んでいるのは私だけじゃない。そう思えたし、励まし合える仲間ができて、心強いなって思いました。

この３日間を過ごせて、本当に良かったです。弥勒山で感じたことを生かせるように、９月から新しい施設で頑張っています。

も、盛り過ぎ!?　大人気弥勒山カレー

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プレイバック！３ DAYS

 DAY 1 三者

青経巻読誦からスタート

DAY 2 三者

体験談に聞き入る 参加者たち

DAY 2 セミナー

いろんな国籍の青年が参加

DAY 3 セミナー

このパワーが、未来を変える

• 01立場や環境、障がいの有無を超えて―
• 03MESSAGE

03MESSAGE

|   人生が変わる弥勒山に、仲間と一緒に参加しよう

青年部部長　前田 康喜

弥勒山は、自分の人生を大きく変えてくれる場所です。

二十歳の頃、親やまわりの人に反発し、好き勝手に生きていた私も、弥勒山で人生を変えてもらいました。親を思い、人を思って涙を流し、誰かの役に立とうとしている同世代。どんなに辛い境遇でも、決してまわりのせいにせず、自分を変えていこうと努力している人たち。その姿に衝撃を受け、変わりたい！と心の底から思いました。

私たちが生きているこの社会には、年齢や職業、環境が異なるのはもちろん、さまざまな障がいを抱える人も暮らしています。そんな人たちと弥勒山で関わり、いろんな人の生き方にふれることで、豊かな人生を歩むためのさまざまな気づきを得られるのです。

仲間と一緒に、弥勒山へ行きましょう！　自分の生き方を見つめ直し、共に幸せな未来を築くために。誰かの力になれる、社会に貢献できる仲間の輪を、ここから広げていきましょう！

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