今月の
特集

2023.5.1

友達と一緒にSTEP UP! 春の弥勒山で中高生に密着

何でも話せる友達がいる。
学校のこと。家族のこと。
たわいもない今日のできごとも、
胸に秘めていたあんなことやこんなことも。
思いきって話してみたら、毎日が楽しくなってくる。
弥勒山がそんな友達の大切さを教えてくれた―

  1. ■Interview①—2人で参加する弥勒山はすごい!
    【Fさん・ Iさん(初参加)兵庫県 中学3年生】

    今回はIさんにとって初めての弥勒山で、私も友達を誘ったのは初めて。続きを読む
  2. ■Interview②— 「元気になってほしい」その気持ちから始まる
    【Kさん・Hさん(初参加)千葉県 中学3年生】

    同じ卓球部だったHくんは、卓球がすごく強くて、まわりから目標にされるような人。…続きを読む
  3. ■Interview③—勇気を出して声をかけたら―
    【Nさん・Mさん(初参加)・Oさん(初参加)兵庫県 高校1年生】

    私は小さい頃から弥勒山が大好きです。友達がたくさんできるし、いろんな人の話を聞けるから。…続きを読む

2人で参加する弥勒山はすごい!
【Fさん ・Iさん(初参加)兵庫県 中学3年生】

F  今回はIさんにとって初めての弥勒山で、私も友達を誘ったのは初めて。ドキドキとワクワクがいっぱいの弥勒山でした。

I 私たちは小学校から一緒で、特に仲良くなったのは中学1年のときです。その頃、私の家は生活が苦しくて、私は弟の面倒をみるため、あまり学校にも行けなかったんです。毎日しんどくて、こんな人生もう嫌だって何度も思いました。

そんなとき、いつも寄り添ってくれたのがFさん。気が合って、安心して何でも話せる。私の心の支えでした。

F 一番の仲良しだし、彼女に幸せになってほしくて、一緒に霊友会をやりたいと思いました。それで昨年の1月、「一緒にやらへん?」って声をかけたんです。

I どういう教えかよく分からないけど、Fさんが一緒だし、やってみたら分かるかなって思いました。Fさんのお母さんも、ご先祖さまを供養するんだよとか、詳しいことを教えてくれて、一緒につどいに参加しました。つどいではみんな優しく声をかけてくれて温かい場所だなって感じました。

F 私は、それまでお経をあげるのが苦手だったけど、Iさんのことを思うと頑張ることができました。そして、昨年は弥勒山に一緒に来ることができなかったので、今年は絶対に2人で来たいと思って彼女を誘ったんです。

私は元々、人と接するのが苦手なので、これまでは弥勒山に来ても、兄や母にくっついて大人しくしていました。でも、今回はIさんにたくさん友達ができるようにまわりの子に話しかけたり、2人で一緒に食堂奉仕をしたり、苦手なことにもチャレンジできたんです。これからは、家で家事を手伝ったり、学校でも自分から友達に話しかけたり、もっといろんなことに挑戦するぞって決めました。

I 私は、人が多い場所が苦手なので、弥勒山はすごく不安でした。でも、Fさんが隣にいてくれたから心強かったし、そのおかげで初対面の人とも仲良くなれて、友達もできたんです。また、グループミーティングではすごく緊張したけど、年上のお姉さんたちが私の話を丁寧(ていねい)に聞いてくれて、ちゃんと話すことができました。弥勒山で出会う人たちはみんな温かくて、私も将来こういう人になりたいと思いました。

ここでなら、自分を変えていけそう。お経はまだ苦手だけど、これからは頑張って、弥勒山にもまた参加したいです。

F 地元に帰ったら、地域のつどいにも一緒に参加して、2人で頑張ります。

写真はイメージです。本文の登場人物とは関係ありません。

「元気になってほしい」その気持ちから始まる
【Kさん・Hさん(初参加)千葉県 中学3年生】

K 同じ卓球部だったHくんは、卓球がすごく強くて、まわりから目標にされるような人。ところが、2年生の2学期になると学校を休みがちになりました。

H ぼくは卓球をしている父の影響で、小さい頃からずっと卓球に打ち込んできました。でも、中学生になると、思うように上達しないことを悩むようになって……。

K 学校に来ないHくんが心配になって、毎朝登校する前にHくんの家に行って、学校に誘いました。

でも、なかなか学校には来てもらえない。3学期の直前には突然転校してしまったので、これからどうすればいいのか、両親にも相談し、真剣に考えました。

H 3学期から環境を変えて気持ちを切り替え、一からやり直そうと地元にある卓球の強豪校に転校したんですけど、3学期も休みがちになってしまいました。

K その中で、一緒に弥勒山に行ったら元気を取り戻してもらえるかもしれない。そう思いました。母と一緒にHくんに会いに行き、日々お経をあげる中で自分が元気になっていったことや、弥勒山の良さを自分なりに伝えました。そしたら彼も「ぼくも弥勒山に行ってみたい」と言って入会。それからは、彼が元気になれるように、一緒に弥勒山に行けるように、学生班までにぼくと両親で弥勒経を100巻あげて念願しました。

H 自分のしんどい気持ちをはき出せるところが欲しいと思ってたから、「自分のことをなんでも話せる場所」だと弥勒山のことを聞いて、行ってみたいと思ったんです。

初めての弥勒山はとても緊張したけど、不思議と話しやすい雰囲気を感じて、たくさんの人と話をしました。中には自分のように悩みを抱えている人もいて、お互いの現状を伝え合ったり……。ずっと抱えていたことを話すことができて、気持ちがスッキリしました。弥勒山にいる間、どんどん元気になっていく自分がいました。

4月からは3年生。部活の面でも中学最後の大会があります。休まずに登校して全国優勝を目指して頑張りたいし、同じように学校に行けていない友達を支えられる自分になっていきたいです。

K 弥勒山に来るまで、親同士でもいろんな話をしてもらったし、Hくんの中でいろんな葛藤があったと思う。一緒に参加して、彼が元気になってくれて、本当に良かったです。

これからも身近にいる人を少しでも元気にしていきたいと思いました。今回の開催テーマだった、“ 迷ったらGO!”の精神で、一歩ずつやっていきたいです。

写真はイメージです。本文の登場人物とは関係ありません。

勇気を出して声をかけたら―【Nさん・Mさん(初参加)・Oさん(初参加)兵庫県 高校1年生】

N 私は小さい頃から弥勒山が大好きです。友達がたくさんできるし、いろんな人の話を聞けるから。学校の友達と一緒に参加できたらもっと楽しいだろうなと、ずっと思ってきました。でも実際には、部活で土日は忙しいだろうなとか、親の同意をもらえるか心配だなとか、いろいろ頭で考えてしまって、弥勒山に誘うのをためらってたんです。

以前に参加した弥勒山で、友達に声をかけた人のうれしそうな姿を見ていると、すごくうらやましくなって……。高校に上がる前の春休みで部活もないし、思いきって誘ってみたんです。

M 私は以前、つどいに連れて行ってもらったことがあるんです。霊友会のことはよく分からなかったけど、つどいで出会った人たちがすごく優しくしてくれたので、今回もきっと楽しいだろうなと思って参加を決めました。

O 私は、1人で行くのは不安でしたが、Mさんも行くと聞いて、それなら安心だなって。それに、みんなで静岡に1泊2日で行くって考えたら、なんか旅行みたいでワクワクしてきました。

M 実際に来てみると、初めてのことばかりで驚きました。人の多さにもすごいなって圧倒されました。

O たしかに。でも、いろんな同世代の人と話して、友達もできて楽しかったよね。

M うん。インスタも交換するくらい仲良くなれて、めっちゃ楽しかったです。

N 2人は同じ中学校でずっと仲良くしてきた友達です。霊友会の話をすることで変なふうに思われたり、距離を置かれるかもしれない。そんな不安は、正直、ありました。でも、私の考え過ぎでしたね。2人とも快く参加を決めてくれたので、何事も勇気を出してやってみることが大切だと教えられました。

MさんとOさんと参加できた弥勒山は、今までで一番と言ってもいいくらい楽しく過ごせました。2人にも同じ経験をしてもらえるように、これからも3人で頑張っていきます。

M 私は今回、「親孝行」って言葉が印象に残りました。これまであまり考えたこともない言葉……。帰ったら家事を手伝ったり、自分のできることで親孝行していきます。

O 私にはちょっとしたことで母に反抗してしまうところがあるので、そこを改めていきたいと思いました。また来年も弥勒山に来たいです。

N みんな高校は別々になるけど、霊友会っていう新しいつながりができてうれしい。実はもう1人、今回は都合がつかなくて参加できなかった友達がいるんです。次回はその子も一緒に、4人で弥勒山に参加できるように頑張ります。

写真はイメージです。本文の登場人物とは関係ありません。