今月の
特集
2024.9.1
弥勒山にTAS(タス)+
「青年の弥勒山夏のセミナー(学生班)」
「とにかく(T)新しい人を(A)誘う(S)―TAS+」を合言葉に、それぞれの地元でまわりの人と関わっている霊友会青年部。「青年の弥勒山セミナー」にも、毎回、いろんな地域から初参加者の青年が訪れている。今月は、夏の学生班の模様と、初めて参加した高校生のインタビューをお届けしよう。
「青年の弥勒山夏のセミナー(学生班)」
(第十一支部) 8月3日~4日
| 同世代と出会う、ふれ合う。そのすべてがきっかけに
夏休みの期間に開催される、中高生が主役の弥勒山!8月3日~4日に開催された「青年の弥勒山夏のセミナー(学生班)」(第十一支部)には、全国各地からたくさんの中高生が参加し、大きな盛り上がりを見せた。
1日目、みんなで青経巻をあげた全体会に続いて行われたのは、学年別でグループに分かれた「つどい」のコーナー。レクリエーションで初対面の人同士でもすぐに打ち解け、「ぶっちゃけトーク」と題して、学校や友達のこと、悩んでいることや挑戦したいことなど、中高生一人ひとりが、今、感じていることを思い思いに語り合った。
友達、家族、部活…話題が尽きない!
同世代が話す内容に興味津々♪
夕食後の夜の時間は、夏の学生班ならではの「肝試し」や、フットサルなどのスポーツコーナーのほか、何でも話せる「しゃべり場」、さらには、今の10代にはおなじみの性格診断「MBTI」を使ったトークコーナーなど、さまざまなプログラムが。一緒に弥勒山に来た友達と、同じ地域の仲間と、楽しそうに過ごす中高生たちの笑顔が弾けていた。
妙一会も元気いっぱいコーナーに参加したよ
2日目の式典では、2人の高校生が、霊友会の教えに取り組む中で得た体験を発表。そのうちの1人、Aさん(高2・男子)は、学校や部活で人間関係に悩んでいたが、お経をあげる中で気持ちが前向きになれたり、霊友会の先輩のアドバイスを参考にして少しずつ状況が変わっていったと振り返った。そして、
「毎日お経をあげていると、ふと、不登校になっている友達のことが気になりました。話を聞いてみると、他人にどう思われているかを気にしてしまうことが分かり、自分と似ていると思いました。その子の力になりたいと思ってお経をあげていると、苦手な人とも関わる勇気が湧いてきて、部活でまわりの目を気にせず積極的に意見を言えるようになったんです。人のことを思うことで強くなれる。この教えは本当にすごいと思います」
と語った。
全国の仲間とふれ合い、さまざまな境遇の同世代の思いや生き方にふれた2日間。そのすべてがきっかけとなり、参加者はそれぞれの一歩を踏み出した。
「母に誘われて初めて参加しました。どんなところか不安だったけど、いろんな地域の人と、学校や部活の話ができてすごく楽しかった。また参加します」。(中2・女子)
「今回の弥勒山で出会い、仲良くなった仲間たち。学校もプライベートも前向きに頑張っている彼らに刺激を受けました。ぼくも、将来のために気合いを入れて勉強し、思いやりをもって友達と関わっていきます」。(高2・男子)
INTERVIEW
三重県 大久保瑠乃さん(初参加) 高校3年生 谷野円香さん 大学1年生
| 「人生が学べるよ」。その言葉に背中を押されて…
大久保 「弥勒山ってところに行かへん?」。谷野さんからそう誘われたのは、静岡に向けて出発する前日の夜。突然のことに驚きましたが、谷野さんは中学のときにバレー部で一緒になってから、ずっと仲良くしてくれて、卒業してからも何かと相談に乗ってくれた先輩。そんな谷野さんが、「いろんな人とふれ合えて、人生が学べるところ」って言うからには、きっと良いところなんやろうな。そう思い、参加を決めたんです。
実際に弥勒山に来るまでは、正直言って、不安もありましたけど、谷野さんがずっと一緒にいてくれたから、安心して楽しく過ごすことができました。一番印象に残っているのが、地元では出会えないようなたくさんの人とふれ合えたこと。私は看護師を目指しているんですけど、実際に看護師として働いている人の話が聞けたり、受験に向けて頑張ってる同い年の話に刺激を受けたり……。同世代だけじゃなくて、ちょっと年上の人とも話す機会があって、すごく得るものがある時間になりました。
私は小さい頃、小児喘息(ぜんそく)で病院に行くことが多かったんですね。そのときにお世話をしてくれた看護師さんに憧れて、私も人の役に立ちたいって看護師を目指すようになったんです。その夢を実現するためにも、ここで感じたことを無駄にしないよう、これからも頑張っていきたいです。
部活の先輩・後輩という垣根を超えて、何でも話せる関係の2人
谷野 瑠乃は、部活の後輩の中でも一番の仲良し。別々の高校に進学した後も交流が続いている大切な存在です。今回、そんな彼女と一緒に参加できて、私自身、たくさんのことを教わりました。
これまでも友達を弥勒山に誘ったことはあるんですけど、それはみんな同級生。みんなと一緒に自分も楽しみたいって気持ちが一番でした。でも今回は先輩として、私が楽しむよりも、瑠乃が来てよかったと思える弥勒山にしたい。そんな思いでいっぱいだったんです。
三重から弥勒山に来るバスから始まって、最初の青経巻読誦(どくじゅ)、分科会でのグループミーティング……。彼女のことを第一に考える中で、ふと、私が中高生のときにお世話をしてくれた支部の先輩や運営者って、こんな気持ちやったんやと気づいたんです。あらためて感謝の気持ちが湧いてきました。
自分が一歩引いて、人を思う。瑠乃と参加して教えられたことを、これからの毎日に生かしていきたいと思います。
弥勒山で出会った仲間たちと記念に1枚
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