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2025.3.1
今まで味わったすべての感情を糧に、
生徒に寄り添える先生に
千葉県 I.Kさん 20 歳
I.Kさんには今、明確な目標がある。中学校の体育教師になることだ。
「きっかけは、私が中学生のとき。ある日の体育の授業中、私と親友がギクシャクしていると気づいた先生が、放課後、私たちを呼んで話を聞いてくれました。私が他の子と楽しそうに話す姿に嫉妬した親友がそっけない態度を取ったこと。それに私が腹を立てていたこと。お互いに素直に言えなかった気持ちを話せて、仲直りできたんです。優しくて、授業を教えるのが上手いだけじゃなく、生徒の心の変化に気づいてくれる。こんな先生になりたいと思いました」。
そんなIさんは、3歳から水泳を始め、小学4年生から競泳の選手に。高校を卒業するまで、常に全国大会を目指す高いレベルで競技を続けてきた。思い描く教師像に近づくために、自分が経験してきたことを生かしたいと話す。
「毎朝4時半に起きて練習し、夜も遅くまで泳ぎ続けた中学時代。コロナ禍でプールを使えず、練習方法や体作りを試行錯誤した高校時代。しんどいと感じる瞬間は山ほどあったけど、やると決めたからには、自分の弱さに負けたくなかった。その努力がいい結果に結びついたときのうれしさも、その逆の悔しさも。自己ベストを更新できず、自分との闘いが続いた時期のもどかしさも。これ以上やれることはないと思えるほどやり切ったからこそ、すべてがいい経験だったと、今、思えます。
そして、私が挑戦することを全力でサポートし、背中を押し続けてくれた家族。私のために時間外まで練習に付き合ってくれたコーチ。両親がずっと実践してきた霊友会の教えに私も取り組む中で、いろんな人のおかげで今の私があるんだと思えるようにもなりました。今まで味わったすべての感情を糧に、スポーツの素晴らしさを伝えられるだけじゃなく、生徒に寄り添える先生になっていきます」。
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