Voice

2023.8.1

「ありがとう」。
その思いを力に変えて

奈良県  N.Yさん 19

「両親がいたから、今のあなたがいるんだよ」。2年半前の春、弥勒山の運営者研修会である支部長から言われた言葉が忘れられない、とNさんは言う。

「ぼくは小学校高学年の頃、友達とうまくいかず学校を休みがちでした。そのとき、ぼくが学校に行けるときは毎回車で送り迎えをしてくれ、ぼくが元気になるまでずっと寄り添ってくれた両親。でも当時は、それが煩わしくて、そっけない態度をとったりしていました。その後、中学、高校と進むにつれ、学校生活が楽しくなり、青年部活動にも積極的に参加。自分の力で前に進めていると思っていたぼくは、支部長の言葉で目が覚める思いがしました。

それからは、両親に1日1回は『ありがとう』と伝えたり、家族で話す時間を増やしました。2年半が経った今、元からこんなに仲良しだったっけと思うほど、家族の雰囲気が良くなったんです」。

自分のように、友達にも家族やまわりの人との関係をよくしていってほしい。そう思い、Nさんは今、友達に声をかけている。

「親友のRは、高校のときから、些細なことで人とぶつかってばかり。普段、親との会話も少ない様子でした。そんなRに霊友会を伝え、2人でつどいに参加するようになったんです。彼は地域の青年のつどいが楽しいみたいで、『次はいつやるん?』『もっと人と話せるようになりたい』と言っています。次は弥勒山に一緒に行って共に成長していきたいです」。

写真はイメージです。本文の登場人物とは関係ありません。