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2020.3.5

相手を思う心を大切に

人と関わる中で謙虚に学ぶ素直な心。津布久(つぶく)さんにはそんな魅力がある。少し照れながら、「私は周りの人に恵まれてきました」と語ってくれた。

「中学校でいじめにあったとき、仲の良い友達がそばにいて支えてくれました。女手一つで育ててくれた母は、思春期のモヤモヤや受験のストレスからいっぱい反抗した私を受けとめ、人として駄目なことは駄目と諭(さと)してくれました。祖母や、3年前に母と再婚した義父(ちち)も、いつも温かく応援してくれています。

また、母が霊友会に導かれ、私も学生の頃から参加しているつどいや弥勒山は毎回楽しみです。人生の先輩の話が聞け、いろんな人の生き方に触れられる。相手を大切に思うからこそ勇気をもって関わろうと頑張っている人がたくさんいる。人見知りだった私も、こういう人になりたい!と思える刺激的な場なんです」。

専門学校を卒業して看護師となり、もうすぐ3年目を迎える津布久さん。周りの人にしてもらったおせっかいを力に変えて、日々、奮闘中だ。

「昨年、職場でミスをしてしまい、大事に至らなかったもののひどく落ち込みました。そのとき先輩が、『二度と同じミスをしないよう、患者さんに気付かせてもらったと思って次に繋げよう』と励ましてくれて……この経験を無駄にしないぞと切り替えることができたんです。それからは、より一層責任感と相手を思う心を大切に頑張っています。患者さんが元気になっていく姿を見ると本当に嬉しい。これまで私を支えてくれた人たちのように、私ももっと、誰かの力になっていきたいです」。