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2023.7.1

この夏、成長した姿で―

東京都 S.Fさん 24 歳

私はずっと、“人に迷惑をかけないように”生きてきました。

両親が自営業で忙しく、経済的にも楽ではなかったため、親にも、4歳上の姉にもわがままは言わず、学校でもいい子にして、私は我慢強い性格だって自分に言い聞かせていました。でも……。

1日も早く自立したいと上京し、専門学校を出て就職した美容院。人間関係に悩み、朝から晩まで働き詰めで、1年で心が折れました。ここまで支えてくれた家族に申し訳ない。なかなか言い出せず、1カ月後、震えながら電話で打ち明けたとき、「大丈夫だよ」と笑う母の声が優しくて……。涙が止まりませんでした。

その後、縁あって再就職したマッサージの仕事が順調に続き、元気を取り戻した私は、昨年12月、学生のとき以来の弥勒山に参加しました。久しぶりなのに、家族のように温かく接してくれる支部の仲間。人を思い、熱い気持ちで動く運営者。私もこんな人たちになりたいという気持ちが芽生えてきたんです。

そんな中、学生時代のアルバイト仲間で、時々連絡を取っていた女性から、夫婦関係の悩みを聞きました。彼女は親と同世代の人生の先輩。私にできることなんてない、何か言うのもお節介じゃないか。でも、ほっとけない。勇気を出して思いを伝え、霊友会の話をすると、「そこまで思ってくれるなら」と入会。少しでも力になれるようにと、今、関わり始めたところです。

この夏、私は「青年の弥勒山セミナー」で運営者をします。人のために一生懸命動いて、家族や仲間たちに、成長した姿で恩返ししたいです。

写真はイメージです。本文の登場人物とは関係ありません。