岐阜県　Kさん　16 歳

私はメイクが大好きです。興味をもつようになったのは小学５年生のとき。その頃、クラスの女子の間で赤い色のリップクリームが流行っていました。私は、同じ赤でも似合う色は一人ひとり違うんじゃないかな？と疑問に感じて……。メイクについて調べているうちに、どんどんのめり込んでいったんです。

そう語るのは、Kさん。来訪したお客さんの美容の悩み相談にのり、化粧品を案内、販売する美容部員を目指して勉強中の高校１年生だ。

将来の夢が固まったのは中学２年生の後半。ある日、いとこにメイクをしてあげると、「カワイイ!　ありがとう!!」ってめっちゃ感激してくれたことがありました。私はそれまで、自分がきれいになるためだけにメイクの練習をしていたんですけど、いとこの本当に嬉しそうな顔を見ていると、自分の好きなことで人に喜んでもらうことができるんだ。将来はそういう仕事に就きたいって思いました。

そんなKさんが今、大切にしていることとは―。

まわりの人に積極的に声をかけることです。私は小さい頃から両親に連れられて弥勒山に参加。たくさんの人とふれ合って、たくさん元気をもらってきました。人見知りだった性格も克服できました。その経験を生かして、誰も知り合いのいない高校で、ゼロから友達をたくさん作ることができたんです。

美容部員には、お客さんが何を求めているのか、どんな好みなのか、短い会話から気づくコミュニケーション能力が欠かせません。学校、つどい、弥勒山。これからもたくさんの人との出会いを大切に、夢に向かって頑張ります。

※写真はイメージです。本文の登場人物とは関係ありません