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2022.7.30

この教えで幸せになってほしい

土田高暉(22歳)さんは、半導体の研究に明け暮れる大学4年生。そんな彼が燃えているのは、研究だけではない。詳しく話を聞いた。

今年の1月、同じ寮に住む友達が、「最近、よく眠れなくて辛い」とので、何気なく「俺は毎朝、早起きして先祖供養をしているからいつも元気だよ。一緒にやってみる?」と話したんです。すると彼は、「健康にいいかもね」と、興味を持ったようで、毎朝一緒にお経をあげるようになりました。それからですね、あることが気になり始めたのは。

実は彼、父親のことを口にするたびに表情が曇るんです。それで、家族とはどんな関係なのか、思い切って聞いてみました。そうしたら、実の母親はすでに亡くなっていること。父親は再婚していること。複雑な気持ちを抱えていることを初めて話してくれたんです。

そのとき、彼の気持ちにすごく共感できました。ぼくも昔、短気で身勝手な父親が嫌いだったから。でも、この教えを通していろんな人と出会い、話をしていく中で変われました。父は不器用だけど、何事にも全力で、ぼくたち家族のために必死に働いてくれたんだよな。そう感謝できるようになったんです。今、心から父を尊敬しています。

だからこそ、彼にもこの教えで幸せになってほしいと思うんです。次の弥勒山にも、一緒に参加する予定。あきらめずに関わり続けます。