Voice

2024.7.1

子どもたちの可能性を広げよう

埼玉県  加藤 陽菜さん 22 歳

「今、新たな発見と感動の毎日で、とても充実しています」。

ニコニコと明るい笑顔で話すのは、幼稚園教諭になって2年目の加藤陽菜さん。

「昨年受けもった年少クラスでは、子どもたちは常に動き回り、毎日がお祭り騒ぎ。話を聞いてほしいときは、前に出て注目を集めることがほとんどでした。でも、年長クラスの担当になった今年、同じやり方をしていたら、先輩からひと言。『年長になると自立心や協調性が出てくるから、待つことも大事だよ』。子どもの成長度合いに合わせて、私も変わらないといけないんだと教わりました。

それからは、子どもたちが自分で考え、頑張ったことを注意深く見るように意識しています。先日、ヘアゴムを失くして泣いていた女の子のために、『みんなで探そう』と園内中を捜索した子どもたち。見つからなかったけど、『お友達のために頑張れるってすごいね』と言ったら、『この子がいつも優しいから、そのお返し』と言うんです。女の子も『探してくれてありがとう』と喜んでいて……。大人があれこれ言わなくても子どもたちの心は育っていくんだなと、本当に感動しました」。

霊友会の教えの場で培った経験も、加藤さんの大きな力になっている。

200人以上いる園児一人ひとりの名前を覚えて話しかける。先生や保護者と積極的にコミュニケーションをとる。それがまったく苦じゃなく、むしろ楽しいと思えるのは、幼い頃からつどいや弥勒山でいろんな人と関わってきたからかなって思うんです。今は、支部で妙一会担当の執行部もしています。その経験を仕事にも生かして、子どもたちの可能性を広げられる先生になっていきたいです」。