伊藤紗菜さん（13歳）の夢は、プロのバスケットボール選手。今は強豪校への進学を目指して、バスケも勉強も全力で打ち込んでいる。

「学校から帰ったら近所の公園でドリブルやシュートの練習をするんですけど、その様子を動画に撮るんです。それを一緒にプロを目指している幼なじみに観てもらって、アドバイスをもらっています。『も っとこうした方がいい』って、自分では気づけないことを教えてくれ るから、すごく心強い。最近はコロナで部活が休みになったので、 同学年の仲間だけで学校近くの運動場に集まって、自主練習を始めま した。部活仲間とは励まし合いながらチーム練習ができる。難しいシュートが決まったときには、みんなが一緒に喜んでくれる。仲間がいるって、本当にいいなと感じています」。

身近な人の存在も伊藤さんの元気の源だ。

「つどいに行くと、いつも『元気？』と声をかけてくれるおじさん 、おばさんたち。勉強や友達関係の悩みをいつも聞いてくれる支部長。それから、母子家庭で仕事も家事も大変なのに、小さいときから空手や野球、何でもチャレンジさせてくれて、私の夢を全力で応援してくれ る母。たくさんの人が支えてくれて、応援してくれているから、絶対に夢を叶えようって力が湧いてくるんです。バスケも、勉強も、全力で頑張っていきます」。

※撮影場所　つつじが丘公園周辺（愛知県知多市） ＊撮影時のみマスクを外しています。 ＊新型コロナウイルス感染予防をして取材しました。