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2020.3.31
人のいいところをどんどん吸収したい
「昔から物作りが大好きで、大学ではデザイン工学を学んでいます。新しい滑り台を考えて模型を作るとか、課題を毎週提出するんですけど、アイデアを出して、形にするのに結構苦労しますね。でもその分、先生に認められたときの喜びがすごいんです!」。
そう話しながら、制作物の写真や動画をスマホで見せてくれた嵯峨原(さがはら)さん。生き生きとしていて、本当に楽しそうだ。彼は昨年、香川から大阪の大学に進学し、一人暮らしをしている。夕方まで講義に出た後は夜遅くまでアルバイト。その合間を縫って課題に取り組む。話を聞いているとハードな毎日のようだが、本人は「そんなに大変じゃない」と言う。その元気はどこからくるのか。
「アルバイト先に同じ大学の先輩がいて、就活の様子を聞いたり他愛もない話をしながら働くのが楽しい。時間があっという間に過ぎるんです。課題が多くてちょっとしんどいなって思ったときは、つどいで支部の仲間に話を聞いてもらってスッキリ。人と関わることで、いつも前向きになっています」。
嵯峨原さんは卒業後、香川にUターン就職したいと話す。
「地元に貢献できるように勉強を頑張ります。そして、これからもたくさんの人と関わり、いいところをどんどん吸収していきたい」。
撮影場所・アメリカ村周辺(大阪市中央区)/撮影・太和田光一郎
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