Voice

2020.2.5

この教えと仲間がいれば
きっと大丈夫

石原萌菜さん(23歳)は、家族や周りの人を思う、優しく、強い人だ。

「数年前、両親が離婚しました。父は、私が高校生の頃から別居状態。女手一つで三姉妹を育てる母は相当大変だったと思います。さらに、母は10 年ほど前から  膠原病(こうげんびょう)で体の自由が利かなくなってきていて、4 歳上の姉が母代わりとなって家計を助けてくれていました。私も母を支えたい。経済的に自立して、母の面倒も見たい。それがずっと私の原動力でした。

そして今、私は理学療法士として働いています。リハビリを担当する高齢者の方に、日常の楽しみや生きがいを見つけてもらいたい。介護するご家族の気持ちを少しでも楽にしてあげたい。すごくやりがいのある仕事だなと、日々実感しています」。

そう語る表情は朗らかで、とても物柔らかな印象だ。しかし、以前の彼女は自分を表現するのが苦手で、いつも硬い表情をしていたという。変わるきっかけをくれたのは、家族を霊友会に導いてくれた支部長、仲間たちの存在だった。

「みんなに誘われてつどいや弥勒山に参加する中で、少しずつ自分の思いを言葉にできるようになりました。また、導きの声をかけた友達の姿を通して、頑固だったり、人に頼れなかったり、私にもそういう部分があったなと見つめ直すこともできた。気付けば、笑ったり、泣いたり、人前で素を出せる自分に変われていました。

実は、私と妹も、見た目には分かりづらいけど、完治するのが難しいと言われる病気を抱えています。でも、この教えと仲間がいれば、これからもきっと大丈夫だと思えるんです。育ててくれた母、支部長や仲間への感謝を忘れず、もっともっと人の役に立てるように頑張っていきます」。