Voice

2023.6.1

少しでも元気になってほしいから、
私は声をかけ続ける

兵庫県  O.Sさん 24 歳

保育士として、支部の青年部執行部として、日々、たくさんの人と関わっているO.Sさん。元々は人と接するのが苦手だったという彼女が変わったきっかけは、霊友会の先輩たちとの出会いだった。

「中学生のときに参加した弥勒山で、みんなになじめずポツンと1人でいた私に、運営者のお姉さんが『一緒に話そうよ』って声をかけてくれました。少ししか言葉を交わさなかったのに、次の弥勒山でまた、『Sちゃんやんな?』って。こんな目立たない私の顔と名前を覚えていてくれたことがすごく嬉しかった。地元の駅前で開かれている『駅前交流』(青年同士の交流の場)でも、お兄さんやお姉さんたちがたくさんしゃべりかけてくれて、少しずつ自分を出せるように……。人と関わることの楽しさを教えてくれた先輩たちのようになりたい―。そう思いました」。

高校生になったOさんは、積極的に友達をつどいや駅前交流に誘うようになった。その中であることに気がついたという。

「学校では明るく過ごしているのに、実は悩みを抱えている。そんな友達ばかりだったんです。特に家族関係の悩みが多く、母親とケンカばかりしているって話す子も。でも、それをはき出せる場所がなかったんです。少しでも元気になってほしいから、駅前交流に誘ってとことん話を聞きました。そうする中で、先輩たちはこんな気持ちで自分に声をかけてくれていたんだって気づいたんです。あらためて感謝の気持ちが湧いてきました」。

Sちゃんにすごく元気づけられた。会えて良かった」。そんな言葉を聞くのが何よりの喜びだと言うOさん。今の目標を聞いてみた。

「職場の問題、親との関係に悩む友人がいます。その子と一緒に弥勒山に行って、少しでも元気になってもらうことです」。

写真はイメージです。本文の登場人物とは関係ありません。