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2024.11.1

自分の足で歩いていこう

香川県  N.Aさん 21 歳

「人に流されず、ブレない芯をもつ。そのことに、今、本気で取り組んでいます」。

そう語るN.Aさん。きっかけは、青年部行事で知り合った青年部執行部のSさんに、今年の7月、自身の悩みを聞いてもらったことだった。

「私は意思が弱くて、その気がなくてもまわりに合わせてしまったり、優しくしてくれる人になびいてしまいがち。友達とも、恋愛でも、それで苦い思いをしたことが何度もありました。7月にSさんと会ったとき、そんなブレブレな姿勢に喝(かつ)を入れられたんです。『今のままだと、Aちゃんは同じことを何度も繰り返すよ。絶対に良くない。毎日、真剣にお経をあげることから始めよう』と。

それから、今まで都合のいいときだけあげていたお経を、毎朝、決めた時間にあげることを続けました。すると、些細(ささい)なことでも判断に迷わなくなったり、言うべきことを言えるようになったりと、少しずつ自分が変わっていくのを実感することができたんです。だんだんと、自分に自信がついていきました。

現在、大学3年生。就職活動も始まり、今後ますます「決断」は増えていく。

「私は、ときに厳しく、ときに優しく、いつも温かく寄り添ってくれる家族が大好きで、大学も、家から通える範囲内で決めたほど。何をするにも、家族に喜んでもらえるかどうかは、私にとって1つの判断基準でした。でも、これからは、大切なのはそれだけじゃないのかなって。就職も、その先の人生も―。そう思い、最近では自分の思いや考えを母によく話すようにしています。支えてくれる、応援してくれる人たちのためにも、自分の足で歩いていきます」。