今月の
特集
2021.11.1
CLOSE UP 声をかけよう! ― 社会人編 ―
今、霊友会青年部では「ほっとかない!ほっとけない! となりの人から世界まで」のスローガンを掲げ、身近な人に声をかけていこうと活動している。今回は職場の同僚、友達に声をかけ、積極的に関わっている、青年部の社会人たちのエピソードを紹介。声をかけた先にどんなことが待っているのか、一緒に考えよう。
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- ■声をかけよう!【20代・女性/男性】
友達2人と毎日連絡を取り合って、その日の出来事や仕事の悩みなど、何でも話し合っています。…続きを読む
- ■Episode1①— ちょっとした声かけから、一生の仲間に【青年部執行部・坂尾北斗】
私が以前勤めていた職場では、社員が外回りに出た後、職場に戻って自分のやるべきことが済んだらそれぞれ帰宅する、という働き方でした。…続きを読む - ■Episode1②— 〝親友〟から、さらに先へ―【青年部執行部 ・辛島礼華】
私たち霊友会青年部執行部は今、身近な人に声をかけていこうと、頑張っています。友達や職場の同僚が落ち込んでいるなと思ったら話を聞いて、 元気になるまで寄り添っていく。…続きを読む - ■Message— 一人だけでなく、 みんなで声をかけよう! 【青年部部長・前田康喜】
今年からぼくの直属の部下になった、 後輩のAくん。彼は以前から職場で一人でいることが目立ち、表情も暗いことが 多く、気にかかる存在でした。…続きを読む
- ■声をかけよう!【20代・女性/男性】
声をかけよう!【20代・女性/男性】
これからも 支え合っていこうね
友達2人と毎日連絡を取り合って、その日の出来事や仕事の悩みなど、何でも話し合っています。先日、その1人から「なぜかいつも私だけ上司に怒られる」と相談されました。どうしたらいいか、もう1人の友達と真剣に考えて、「上司に毎日笑顔で話してみたら」とアドバイス。そして彼女が前向きになれるように、3人でお経をあげました。その友達は「頑張ろうって気持ちになれた」と言ってくれました。
次の日から、彼女は上司に笑顔で話しかけていったそうです。何週間か経った頃、「上司と仲良く話せるようになった」とうれしそうに報告してくれました。こんなふうに支え合える関係を、広げていきたいと思います。(20代・女性)
先輩のこと、どうしてもほっとけない!
最近、他部署から異動してきた先輩がいます。仕事を覚えるのに精いっぱいで、いつも大変そうでした。ある日、先輩が上司に注意されているのを見て、いてもたってもいられなくなり、昼休みに「先輩、仕事どうですか?大丈夫ですか?」と声をかけたんです。後輩なのに偉そうだったかな。ちょっと不安になりましたが、先輩は疲れた顔をしながらもニコっと笑顔をつくって「もう大変やねん」と。ほっとして、先輩の状況を聞いたり、ぼくなりの経験を伝えることができました。明るく、スッキリした表情になった先輩を見て、本当に声をかけて良かったと思ったんです。これからも何か気になったらすぐに声をかけて、職場を良くしていきます。(20代・男性)
ちょっとした声かけから、一生の仲間に【青年部執行部・坂尾北斗】
私が以前勤めていた職場では、社員が外回りに出た後、職場に戻って自分のやるべきことが済んだらそれぞれ帰宅する、という働き方でした。そのため、同僚と接する機会がほとんどなかったんです。せっかく同じ職場で働いているんだから、もっと仲良くしたいよな。そう思って、外回りから戻ってもすぐに帰らず、職場の出口で誰かが通るのを待って「食事、行きませんか」と声をかけるようにしました。
※青年部執行部・坂尾北斗
一緒にご飯を食べながら仕事や趣味、家族のことを話していくうちに、みんなも楽しんでくれたのか、「今日も行こうか」と逆に声をかけてくれるようになったんです。
その中で、悩み事を相談されることも増えてきました。ほとんどが「〇〇さんの仕事が雑で困る」といった、愚痴に近いものでした。私が職場のみんなと接してみて分かったのは、誰にも必ず良いところがあること。それをどうしても伝えたくて、「〇〇さんは引継ぎが丁寧だし、人一倍仕事をしてくれているよ」と話した上で、どうすればいいのか、一緒に考えるようにしました。
そうやって職場の人の良いところを伝え、お互いをつなぐように心がけるうちに、愚痴を聞くことが減っていきました。何かあれば協力し合い、以前よりも一体感のある職場になっていったんです。
一緒に元気になる仲間の輪が広がった
そんなある日、同僚2人と食事をしていたときに、話の流れで自分が霊友会をやっていることを伝えました。「弥勒山っていうところがあるから、今度、一緒に行こう」と誘うと、「楽しそうだから行ってみたい」と。都合があって2人は別々の班になりましたが、私と弥勒山セミナーに参加することができました。
2人とも普段は家族や同僚、限られた友達としか関わっていませんでした。いろんな地域・職業の人たちが集まる弥勒山は、彼らにとって貴重な場だったようです。人のため、社会のためと思って仕事に取り組んだり、行動している参加者とふれ合って、「自分も仕事を頑張る」と、弥勒山が終わる頃には以前より生き生きとしていました。
そして、地元に帰ると、2人はつどいにも参加するようになりました。支部の仲間は2人を受け入れてくれて、彼らの近況を聞いてくれたり、自分たちの話をしてくれるんです。「あの2人、元気にしてる?」と気にかけてくれるのも、本当に温かい。一緒に元気になれる仲間の輪に2人が入ってくれて、本当にうれしくなりました。
昨年、ぼくは転職して2人とは別の職場になりましたが、今でも彼らと連絡を取り合って、つどいをしています。これってすごいことですよね。職場の同僚から、一生付き合える仲間になれたんですから。
すべては、職場で声をかけたことからはじまりました。今度は彼らが他の人に声をかけてもらえるように、これからも関わっていきます。そして仲間の輪を広げ、みんなで弥勒山に参加します。
〝親友〟から、さらに先へ―【霊友会青年部執行部 ・辛島礼華】
私たち霊友会青年部執行部は今、身近な人に声をかけていこうと、頑張っています。友達や職場の同僚が落ち込んでいるなと思ったら話を聞いて、 元気になるまで寄り添っていく。クラスや職場を一つにするため、たくさんの人と積極的に関わる。そんな仲間の姿に刺激を受けて、私も気になる人に会いに行っています。
※青年部執行部 ・辛島礼華
その中で、気にかかることがありました。私には、Aちゃんという高校時代からの親友がいます。彼女も私もひ とり親家庭で境遇が似ているので、他の友達よりも何でも相談し合える仲。 2人で元気になりたくて、一緒につどいに参加したこともありました。でも、そんな親密な関係なのに、万が一、関係が壊れたら?と不安で、私はAちゃ んに「一緒に霊友会をやろう」と言えなかったんです。
Aちゃんとは既に、支え合う関係になっている。でも、さらにもう一歩踏み込んだ関係になっていくべきじゃ ないかな。今がその時じゃないかな。 そんな思いが沸き上がってきました。
こんなに深い話、したことなかったね
今年の8月、Aちゃんを家に招き、 たわいもない話をしながら、合間につどいや弥勒山の話をしました。私は家族の幸せのためにも霊友会をやっている。そうあらためて伝えました。
そのときふと、Aちゃんが呟きました。「私は結婚しても、すぐ離婚すると思う」と。以前、冗談交じりにそんなことを言っていましたが、このときの彼女は真剣で、とても冗談には思えま せん。「私は両親みたいに離婚したくない、幸せになりたいって思っているよ。Aちゃんは何でそう思うの?」と聞かずにはいられませんでした。
彼女が幼い頃に、両親が離婚したことは知っていました。で
そして「一緒に霊友会やろう」と伝えると、Aちゃんは「いいよ」と入会しました。「こんなに深い話、今までしたことなかったね」と言われて、本当にその通りだなって。Aちゃんに声をかけようと決めたからこそ、親友より一歩進んだ、深い関係になれたんだと感じました。
その後、Aちゃんと一緒に活動する中で、私自身も、以前よりもっと自分の気持ちを彼女にさらけ出すように なりました。お互いにつらいことがあっても、話して終わりではなく、解決できるように霊友会の活動を頑張ろうと言える。すごく心強いなって感じています。
他の友達とも、深い関係を築いて一緒に幸せになる仲間を増やしたい。
一人だけでなく、 みんなで声をかけよう!
※青年部部長 前田康喜
今年からぼくの直属の部下になった、 後輩のAくん。彼は以前から職場で一人でいることが目立ち、表情も暗いことが多く、気にかかる存在でした。それで、 休憩時間に「元気か?」と声をかけたり、 休みの日に遊びに誘ったり、仕事以外での関わりを持ち続けてきました。そして 霊友会の教えを伝えて導き、つどいをする中で、少しずつですが、ぼくには自分のことを話してくれるようになったんです。
でも、同じ部署で働くようになると、 職場での彼は相変わらず元気がないことに気づきました。同僚とあまり話さずみんなの会話にも入ってこない。
職場は一日の大半を過ごす場所。Aくんに少しでも気持ちよく過ごしてほしくて、これまで以上に職場で関わる時間を増やすようにしました。缶コーヒーを渡して「仕事はどう?」と声をかける。少しでも話をする材料になればと、彼が好きだと言っていた映画を観てみる。思いつく手段を試しましたが、なかなか変化を感じることがなくて……。ひとりの力では限界があるなって思ったんです。
どうすればいいんだろう。Aくんのためにお経をあげて念願しながら、考えました。そして、同僚に「Aくんがめっちゃ笑えるような空気にしたいねん」「気になったら声かけたってな 」。そう呼びかけて、自分以外にもAくんに声をかける仲間をつくっていきました。それぞれが Aくんに積極的に話しかけたり、元気がなさそうなら励ましたり……。みんなで 関わっていくうちに、Aくんは少しずつ 明るくなってきたんです。先日は、みんなとの会話の中で、彼が声を出して笑ってくれた場面も。本当にうれしくて仕方のない瞬間でした。
彼のためにみんなで一生懸命になる中で、部署の仲間が一つになれました。以前よりもっと声をかけ合い、協力して仕事に取り組むようになったんです。Aくんのためにと動いたことで、めぐりめぐって自分たちにも良い結果をもたらしてくれた。仲間と一緒に声をかける大切さを実感しました。
家庭、学校、職場、地域……私たちは多くの人と関わりながら毎日を過ごしています。その中で誰か元気のない人がいたら、一人だけでなく、みんなで声をかけていきましょう。その積み重ねで誰もが笑顔になれる世の中をつくっていけます。声をかける仲間の輪を一緒に広げていきましょう。
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