What’s
つどい

2021.1.1

第二十五支部青年のつどい

第二十五支部青年部では、新型コロナウイルス感染症対策を徹底した支部講堂と各地域をオンラインで繋いだ青年のつどいを、毎月、開催している(感染の状況に応じて、LINEライブのみでの開催も)。今月号では、昨年 11 月に行われたつどいのレポートと、毎月つどいに参加している青年のインタビューを紹介しよう。

以前の日常が戻るのをただ待つのではなく、今、自分たちにできる「Myおせっかい」を見つけ、行動しよう―。そんな趣旨で開催された、「第二十五支部青年のつどい」(昨年11月15日)。ソーシャルディスタンスを保ちながら50人近くの青年が参加した第二十五支部講堂(大阪府)と、オンラインで宮城県、石川県、兵庫県淡路島の3カ所を繋いだ。

青経巻読誦の後、「Myおせっかい」をテーマにした劇、人を思って行動した仲間の体験発表、参加者からの実感や感想発表と続く。石川県からは、20代の女性がこう発表した。「今、隣にいるのは中学校からの親友です。つどいの後においしいご飯もあるから、一緒に参加しようって誘いました」。誘われた友達も、「みなさん明るくて面白いですね」と笑顔。みんなの気持ちがほっこり温まった瞬間だった。


※支部講堂からも発表が相次いだ

前田康喜第二十五支部青年部責任者(当時。現・霊友会青年部部長)は、こう呼びかけた。「今こそ、人に元気になってもらえる自分になっていくことが、先祖や親への恩返しだと思います。いろんな人に声をかけ、関わっていきましょう」。

つどいに参加した大学生に感想を聞いてみると……。

「医療関係者の方もいて、いろんな立場の声が聞けて良かったです。久しぶりに講堂でのつどいに参加したんですけど、仲間と顔を合わせるってやっぱりいいなって感じました。コロナ禍であっても、楽しい大学生活にしたいし、友達にもなってほしい。いろんな友達に、自分から声をかけていきます」。


※離れていても、オンラインで繫がれる

〜参加者インタビュー〜

コロナ禍だからこそ、人と関わる機会をもっと大切に(大阪府・田頭百華さん・27歳)

私が中学2年のとき、父が突然の病に倒れました。救急で運び込まれた病院で、茫然とする私たち母娘にある看護師さんが優しく声をかけてくれました。その方の話を聞いていると不思議と安心でき、私は将来、こういう人たちと一緒に働きたいなと思ったんです。長年にわたる闘病後、7年前に父は亡くなりましたが、その後、私は看護師になり、今、その病院で働いています。

昨年の3月から、私が働く病棟でも新型コロナウイルスに感染した患者さんを受け入れるようになりました。呼吸が苦しくなったら酸素を投与したり、体の向きを変えたり、看護師にできることはそのくらい。私は何も患者さんの力になれていないなと思い、落ち込んでいたんです。

そんな私に元気をくれたのは、いつも声をかけてくれる霊友会の仲間や先輩、みんなと話せるつどいの存在でした。

「大丈夫?」「頑張ってね」「たくさんの人のために、いつもありがとう」。そんな言葉をもらうたびに嬉しくなり、明日も頑張ろう!と思えました。そして、いろんな人の支えのおかげで今の自分があるんだなと思いました。家族にも会えない患者さんの不安な気持ちに、一番近くにいる看護師が寄り添っていかなきゃ。それが今、私にできる社会貢献だ! そう思い、前向きに仕事に取り組めるようになったんです。

そんな中、一人の後輩から、ある先輩の厳しい指導に耐えきれず、仕事を辞めたいと思っていると聞かされました。彼女は一昨年、父親を事故で亡くし、私も気にかけていた後輩でした。でも、タイミングが合わず、なかなかゆっくり話せずにいたんです。そこで、緊急事態宣言の解除後、感染予防を徹底した上で、一人暮らしの同期の家に彼女を呼んで、3人で一緒にじっくり話をしました。

すると、父親を亡くした悲しみがまだ癒えない母親や妹を心配させまいと、誰にも相談できずにいた、と打ち明けてくれました。彼女だって辛いはずなのに……。でも、辞めてほしくない。彼女が元気になって人のために働くことが、きっと、彼女の父親への一番の恩返しになる。そう思い、今は辛いかもしれないけど一緒に頑張ろう、私も力になるからと話しました。彼女は、「頑張ります」と言ってくれました。

それから、マメに彼女に声をかけるようにし、彼女が少しでも働きやすいように、看護師長さんに仕事の割り振りなどを相談するようにしました。彼女は少しずつ前向きになってくれ、今では元気を取り戻しています。

そんな私も「第二十五支部青年のつどい」で前に進む力をもらっています。先日、もっと彼女に元気になってもらいたいと思い、霊友会の教えを「一緒にやろう!」と伝えたところです。

コロナ禍になってからは、LINEで連絡を済ませる相手も増えてきました。でも、電話で声を聞いたり、顔を合わせて、相手の表情を見ながら話すことってやっぱり大切なんですよね。コロナ禍だからこそ、人と関わる機会をもっと大切にしていこうと思います。