What’s
つどい

2020.6.30

つらいときこそ寄り添って!

新型コロナウイルス感染症の収束にはまだまだ時間がかかると言われています。そんな状況に、小さな子をもつ親たちからは、県をまたいでの移動や大人数での集まりは不安だという声が……。そこで、東北ブロック「おもいやり連鎖運動」推進委員会のメンバーを中心としたヤングミセスたちは、それまで宮城で毎月開催してきたつどいをオンラインにシフト。どんな状況でも母親同士で話し合う場を持とうと、オンラインのつどいをスタートさせています。  

オンラインの特性を生かし、宮城だけでなく岩手や福島など、東北各県のメンバーも参加。子育ての喜びも悩みも、何でも話し合っているそうです。時には霊友会のつどいに初めて参加する人もいるとか。『明法』記者が6月6日に行われたつどいを覗いてきました。

A:こんにちは!まずは一人ずつ、近況を聞いていきたいと思います。Bちゃんはどうですか?

B:コロナの影響で息子の幼稚園の入園が延びていたんですけど、やっと行けるようになりました。幼稚園初日に家で準備をしていたら、急に泣き出したんですよ。行きたくないのかなって思ったら、靴下に絵がついてないから嫌だって言うんですよ。え、そっち?って、予想外の反応でした(笑)。
初日に教室とか、荷物を置く場所を教えたんですけど、息子は園庭の遊具が気になるのか、ずっとそっちの方ばかり見ていて。大丈夫かなって、心配しました。

A:初めて子どもと離れて過ごすんだから、心配になるよね。私も初めて子どもを幼稚園に送り出したときはドキドキした。

B:家事をしていても、息子がそばにいる気がして話しかけちゃって。あ、いないんだった。今何をしてるのかなって気になって仕方ないんですよ。

A:そのうち慣れてきて、子どもがいない時間を有効に使えるようになるよ。Cさんが入ってきましたね。こんにちは!

C:こんにちは。入るタイミングをうかがっていました(笑)。
6月から子どもの学校が再開して、ママ友たちとも感染症対策をしっかりした上で、直接会って話すことができました。以前から相談に乗って、霊友会の教えを伝えてきた人がいるんですけど、話をあらためて聞くと、ずっと同じことで悩んだまま前に進めていなかったんですよね。それがすごく気にかかっていて。ずっと話を聞いてあげていたけど、それだけでは相手のためにならないのかな。でも、何かアドバイスしても、後で「言い過ぎた」って後悔しないかな。どうしたらいいか、悩んでいます。

A:相手にとってどれが正解か分からないから、難しいよね。でも、真剣に話を聞いて、悩みについて一緒に考えることができたなら、それでいいと思う。相手のことを思うCさんの気持ちは、きっと伝わっているよ。

C:それなら嬉しいな。これからも連絡 をとって、寄り添っていきます。

A:応援しています。そうそう、最近、Cさんが前に話していたことを思い出したんですよ。実は私、ある問題に直面してショックを受けて、不安に押しつぶされそうになったんです。そのとき、前回のつどいでCさんに聞いた、「自分がしんどいときに人のために動いたら、相手も自分も元気になれた」という話が頭に浮かんで。そうだ、近所に子育てで悩んでいた人がいたなと、さっそく話を聞きに行ってみたんです。
彼女のお子さんは腕に障がいがあるので、出来ることが制限されてしまう。それが親としてつらいんだと胸の内を明かしてくれました。私の娘も障がいを抱えているから支援学校に入学させようと思っていることとか、自分のことを話すと「みんな頑張っているんだね」って、明るい表情で言ってくれたんです。お互いに励まし合うことができて、私も少し前向きになれました。つらいときこそ、人を思って寄り添っていくことが大事なんだなって教えられました。

その後も、母親同士でしか話せない話題で盛り上がりました。つどいの後、Cさんは次のように話してくれました。「以前私が話したことが、少しでも誰かの力になれたんだと思うと、本当に嬉しい。このつどいのように、母親同士で支え合える関係をこれからもたくさんつくっていこうと思います」。

*写真はイメージです。本文の登場人物とは関係ありません。