What’s
つどい

2023.12.1

バックヤードのつどいから、一人ひとりの背景が見えてきた。

これまで様々な地域やオンラインのつどいを取り上げてきたこのコーナー。でも、もっと日常的に、まずは個人で始められることもあるのでは?そこで今回は、某コンビニの店長をしている青年部執行部の宇佐見剛康さんに、職場でやっているつどいについて語ってもらった。

INTERVIEW


青年部執行部 宇佐見 剛康

より良い職場づくりのために、私がいつも意識していることがあります。それは、店員の顔をちゃんと見て会話すること。相手の話をしっかり聞き、思いを受けとめること。店長の研修でもよくその必要性は教わりますが、何より、私自身がその大切さをずっと感じてきたことが大きいんです。

祖父母の代から霊友会をしている家庭で育ち、私は子どもの頃からつどいや弥勒山に参加していました。学生時代は遊び優先でやんちゃもしましたが、そんな私に霊友会の仲間や先輩たちはいつも温かく声をかけてくれました。自分のことを心配し、寄り添ってくれる人たちがいたからこそ、前に進めた。自分がしてもらったことを職場に生かそうと取り組んできたんです。

その中で実感したのは、相手に興味をもつ大切さ。一回り以上も下の20歳前後の店員たちを、ジェネレーションギャップがあるからと切り捨ててしまうとそこで終わり。趣味の話、休日の過ごし方、「推し活」(アイドルやキャラクター等、自分の「推し」を応援する活動)のこと……。休憩中やシフト終わりに、バックヤード(休憩場所)で話すとき、みんなの発言に耳を傾け、等身大の彼らをもっと知ろうと会話を重ねました。すると、私との関係はもちろん、共通の話題から店員同士も仲良くなり、以前にも増して、みんなが楽しく働ける職場になってきたんです。

|   相手に興味をもって、声をかけることから始めよう

そんなバックヤードのつどいは、毎回大盛り上がりで、今やみんなにとって欠かせないものに。そして、店員たちが友達や家族、人間関係の悩みなども私に相談してくれるようになり、一人ひとりが抱えている背景も見えてきたんです。何か力になれればと、霊友会の教えを伝え、入会した仲間も……。20代の女性Aさんもその1人です。

彼女とじっくり話をしていく中で見えてきたのは、学生時代からあまりいい人付き合いができず寂しい思いをしてきたこと。信頼できる友達や、彼女が困ったときに手を差し伸べてくれるような存在も周りにいないこと。これから社会人として幸せに生きていくために、どうかこの子に良い縁に恵まれてほしい。そう思い、霊友会の教えを伝えたんです。

Aさんは、妻や支部の仲間の協力もあって、支部や地域のつどい、弥勒山にも参加することができました。そこでAさんは多くの同世代とふれ合い、気の合う友達や、信頼できる仲間ができたようです。今、以前よりずっと明るくなって、仕事はもちろん、バックヤードのつどいでも輪の中心になって盛り上げてくれています。

自分が今いる場所で、関わる相手に興味をもって、声をかけることから始める。それを積み重ねていく中で、本音も話せるつどいになるんだと実感しています。これからも身近な人に、自分から声をかけていきます。

写真はイメージです。本文の登場人物とは関係ありません。