What’s
つどい

2024.2.1

~私の「TAS(タス)+」実感編~

「とにかく(T)新しい人を(A)誘う(S)―TAS+」をキーワードに掲げて活動している霊友会青年部。今月号の「つどい覗いてイイですか!?」では、友達をつどいに誘っている人、自分なりのつどいを開いている人など、「TAS+」を実行している3人の青年に話を聞いた。

INTERVIEW01


S.Nさん 山梨県 27

|   直接会って、ふれ合うって大切

昨年の8月、高校の友人の結婚式に出席したときのこと。吹奏楽部で1年後輩のKちゃんと再会しました。

同じ部活と言っても担当楽器が別々で接点が少なかったので、2人でじっくり話すのは初めて。それぞれの思い出話で盛り上がり、その後、彼女の近況を聞きました。地元を離れて東京で小学校の教員として頑張っていることや、最近、結婚したこと。でも、ご主人が両親とほぼ絶縁状態で、結婚式にも呼ばなかったこと。あんな親とはもう関わりたくないと言う夫に、自分は何も力になれていないと肩を落とす彼女。私はただただ聞くことしかできませんでしたが、「こんなに自分の話を人にしたのは初めてです」と彼女は言ってくれました。聞けば、東京にあまり友達もいない様子だし、休日は「何もせず、家で寝てます」と。

そんな彼女に、いろんな人と関わってもらって、もっと笑顔に、元気になってもらいたい。何か力になりたい。そう思ったとき浮かんだのが、私もスタッフとして関わっていた昨年12 月16日の関東ブロックの青年のつどいでした。子どもから大人まで、家族で参加できて、みんなでケーキ作りをしながら気軽に話せる楽しい内容を企画していたので、これなら誘いやすいと思ったんです。

昨年12 16日、釈迦殿小谷ホールで行われた青年のつどい(クリスマスパーティー)

早速彼女に連絡して誘うと、「行きます」と返事が。当日、2人で一緒に参加しました。いろんな同世代の人と話をしたり、子どもたちと一緒にケーキ作りをしたり、Kちゃんはすごく楽しそうで、「霊友会ってどんなところかと思っていたけど、自由に、自分の話ができて良かった。いろんな人と関われて面白かったです」と言ってくれました。

その後も彼女と連絡を取り続けています。最近子どもが生まれた部活仲間がいるので、「今度、一緒に会いに行こうよ」とLINEしたら、「私もそう思ってました!」と返事がきました。話を聞き、つどいに一緒に参加して、前よりも仲良くなれたし、彼女も明るくなってきた気がするんです。それがうれしくて、私も元気をもらっています。

直接会って、ふれ合うって大切。それを重ねていくことで、相手も自分も元気になれるんだなと実感しました。これからも、つどいに新しい人を誘う「TAS+」を実行し、仲間の輪を広げていきます。

 


INTERVIEW02


青年部執行部 上原一朗 長崎県 20 歳

|   素敵な仲間に会ってほしい。
          それがぼくの原点

ぼくには高校からの親友がいます。中高一貫校に途中から編入したぼくが、最初に仲良くなったのが彼でした。お互い他県の大学に進学した今も、頻繁に連絡を取り合う大切な存在です。

そんな彼に初めて霊友会の教えを伝えたのは、高校を卒業する間近のこと。ぼくは子どもの頃からつどいに参加する中で、まわりの人のために自分に何ができるのか真剣に考えている先輩や仲間たちに憧れてきました。親友である彼と一緒にみんなのようになりたい。そう思ってつどいに誘いました。

最初はあっさり断られてしまったんですけど、会うたびに声をかけ続けました。そうしたら昨年の夏、そこまでお前が言うなら……と、支部のつどいに参加してくれることになったんです。すごくうれしくて一気にテンションがあがりました。

でも、気持ちが落ち着いてくると、「初対面の人ばかりのところになじめるかな」「来ても楽しんでもらえなかったらどうしよう」。どんどん心配が大きくなっていったんです。そんなぼくの気持ちを吹き飛ばしてくれたのは、他でもない、つどいの仲間たちでした。

つどい当日、「どこの大学に行ってるの?」「どんな勉強してるの?」と、代わる代わる声をかけてくれた支部の仲間。その姿に、俺は何を心配していたんだ。こんな素敵な人たちがいるから彼を誘ったんじゃないかと、最初の熱い気持ちを思い出させてくれたんです。

つどいが終わって彼に感想を聞いてみました。「すごく楽しかったよ。みんな温かくて、初対面とは思えないくらいだった」。そう笑顔で答えた彼に、ぼくもうれしくて元気をもらった気がしました。彼と一緒に人のことを心から思える青年になっていきたいと、あらためて決意できたんです。

今、青年部執行部の一員として、誰でも気軽に参加できて、人の温かさにふれられる「TAS(タス)+」なつどいをつくっていこうと、みんなで意見を出し合っているところです。担当の九州からつどいの輪を広げていきます。

 


INTERVIEW03


青年部執行部 小杉丹里 大阪府 28

|   家族が、仲間がいるから。
          つどいから弥勒山へ!

私は子どもの頃から、家族と一緒に支部のつどいに参加していました。いつも、同年代の子たちや、面倒をみてくれる優しいお兄さんお姉さん、自分の娘のように可愛がってくれるおっちゃんやおばちゃんたちに囲まれていました。私にとってつどいは、みんなが家族のような、あったかい場所。ホッとできて、元気をもらえるところなんです。

そんな場所を自分でもつくっていこうと、今は毎月、先端支部の青年のつどい、個人のつどいを開いています。先端支部のつどいは、お経をあげるほかは、ゲームやたこ焼きパーティーなど、毎回青年部で順番にアイデアを出して企画。個人のつどいも、カフェでお茶をしたり、食事をしながらと自由な内容です。そして、そこに新しい人を誘う「TAS+」を実行しようと、支部の仲間と声をかけ合って頑張っています。

昨年、初めてつどいに参加してくれた24歳のベトナム人Fくん。彼とは同じ介護職で仕事を通じて知り合いました。18歳で来日し、仕事も住まいも転々としてきたらしく、職場で人と会話をすることはあっても、友達ができなくて寂しいと言っていました。

Fくんはつどいに参加して、「こういうふうに、仕事以外でいろんな人と話してみたかった。みんなが家族、友達みたいで、すごくいいですね」と言ってくれました。支部のみんなと仲良くなって、昨年の支部の弥勒山大祭、青年部弥勒山大祭にも一緒に参加することができたんです。

※画像はイメージです。本文の登場人物とは関係ありません。

また、昨年入会した小学校からの友達は、息子さんが学校で友達とうまくいっていないことを悩んでいました。彼女には私が霊友会をしていることは昔から話していたけど、なかなか「一緒にやろう」と言えませんでした。でも、姉や母から、「ほんまにその子のことを思うんなら、一緒に霊友会をやって幸せになってもらおう」と背中を押され、伝えることができました。支えてくれる家族が、仲間がいるから頑張れる。それってほんまにありがたいことなんやなと思いました。

新しい人をつどいに誘って、そこから一緒に弥勒山へ。今年は、その仲間の輪をもっと広げていきます。