Global Voice

2026.2.1
「人は誰もが変われる」と
背中を押してくれたから…
ルルデス・アルマンサさん(55歳)

メキシコ霊友会の仲間たちと ルルデスさん(左端)
幼い頃から自分の境遇に不満を抱いてきたルルデスさん。霊友会の教えと出合い、会員との関わりの中で、周りの人への感謝を忘れず、至らない自分を改めることが大切だと気づいたという。「人は誰もが変われる」と、導きに歩く海外の会員を紹介する。
| 「変わりたい」だけなのに! 押さえつけられた気持ち
私の生まれはグアナフアト州バジェ・デ・サンティアゴ市で、レンガ職人の父と母の下、8人姉弟の次女として育ちました。
姉のフランシスカはしっかり者で、家族みんなにかわいがられていました。それに対して私は、姉の影のような扱いで、例えば服は姉のお下がりばかり。そんな境遇を変えたくて、12歳の頃、「なりたい自分になろう」と思いました。やりたくないことには「ノー」と言うようになると、家族や周りの人からは「反抗的な子だ」と見られて、たびたびケンカの原因になりました。
私が15歳の時、父から、「高校に進学させるつもりはない」と言われました。そして、「働かなくてもいい。家を継ぐ弟に養ってもらえばいい」と言うのです。私は到底納得できず、「絶対に勉強を続けて、人生を切り拓いてやる!」と心に決めました。
そんな私を、母が苦労して職業専門学校に通わせてくれました。卒業後には先生方が推薦してくれたおかげで、働きやすい職場を選ぶことができました。ほどなくして、姉夫婦の紹介で、夫のフアンと出会いました。彼とは素敵な関係を築くことができて結婚。息子と2人の娘を授かりました。
すくすくと育つ子どもたちを見守りながら、私自身も仕事を通して成長したくて、子育てをしながら働き続けました。ですが、夫の両親は、「家庭に入らないのか?」と大反対。私が働くことの何がいけないのか分からず、昔から私の気持ちは誰かに押さえつけられてばかり……と、いつも周りの人たちを責めていました。そんな私を変えてくれたのは、霊友会の教えでした。
| 不平不満を漏らす会員に 若かった頃の私が重なった
職場の同僚のエディスさんから、メキシコ霊友会が開いているリサイクル活動のワークショップに、たびたび誘われていました。彼女がよく持ち歩いている紙細工を見て私が興味を持つと、それは日本の紙でつくられており、霊友会は日本の宗教団体だと聞きました。
しばらく経ったある日、日本文化に興味を持ったという次女のナンシーから日本について話を聞いていると、日本とはどんな国なのだろうと、私も興味が湧いてきました。すると、ふと紙細工のことを思い出したんです。そして、霊友会に入会すれば、日本の文化のことをもっと知る機会が得られるのではと。
両親や姉弟に霊友会のことを伝えると、父は、「何も得るものはないだろう」と反対していましたが、母は受け入れてくれて、姉のフランシスカと妹のアンドレアは入会しました。
その後にエディスさんから、「日本から支部長がいらっしゃって、霊友会の教えについて話してくれるよ」と聞き、夫や娘たちと一緒に行事に参加しました。会場に着くと、ちょうど全員で青経巻をあげていて、私は初めて聞くお経に戸惑いました。
ですがその後、「自分につながる先祖を思い、家族や周りの人たちへの感謝の心を忘れないこと。霊友会はただ教えに従うだけの信仰ではない。自分の至らない所に手をつけ、自ら成長することが大切」という支部長の話に、私は深く共感したのです。
自分の成長につながるのであればと、私は慣れないお経をあげるようになり、リサイクル活動にも取り組み、人に教えを伝えました。分からないことが浮かび、活動に悩んだ時には、エディスさんや先輩たちが支えてくれました。
霊友会の教えを人に伝えるときは、相手にとって少しでも学びになり、自分を変えるきっかけになってもらえればと願って声をかけます。すると、自分の境遇や立場に不平不満を抱える人と出会います。彼らと接していると、私も幼い頃から、「自分を理解してもらいたい」という気持ちでいっぱいだったことを思い出すのです。

体験を発表する会員を見守るルルデスさん(右から2人目)
相手に幸せになってもらいたい。その思いで寄り添う中で、私も、誰かを責めるのではなく相手の気持ちになって、解決策を探していく姿勢を学び、実践するようになりました。すると、少しずつですが、父や夫の両親との関係も良くなってきています。
私は、リサイクル活動の参加者によく、「もう捨てるしかないと思っていたものも、少し手を加えれば美しく生まれ変われます」と話します。人も同じなのだと、私は思います。人は誰もが変われます。誰かが変わっていくことを支えることだってできます。このことを教えてくれた霊友会の教えの輪をこれからも広げていきます。




