Global Voice

2025.9.1
困ってる人を放っておけない!
他人助けが私の生きがい
アルナ・チェットリ (56歳) インド共和国

導きの親であるシャルマ支部長(右)と一緒に
インド東部の都市シリグリに住むアルナ・チェットリさん(56歳)。以前からボランティア活動に取り組んできた彼女は、霊友会の教えを実践していく中で、さらに人助けをしたい気持ちが強くなってい った。
| 人助けだけではなく、霊友会の活動が生活の一部に
私は昔から、困っている人がいたら放っておけない性格。30歳くらいの頃から、福祉施設へ慰問の他、ホームレスの人たちへの食糧や薬の支援、身の回りの世話などのボランティア活動に取り組んでいます。
そんな私は48歳のとき、今では支部長である妹のバンダナ・シャルマから、霊友会に誘われました。妹から、「この教えを実践していけば、心と魂を変えることができるんだよ」と言われているうちに、次第に自分自身の変えたい部分が見えてきたことから、入会を決めたんです。入会後は、妹からのすすめで毎日お経をあげることが日課に。つどいにもたくさん参加する中で、自分をより良く成長することができる霊友会の教えを多くの人に伝えたいと思うようになり、家族や親戚、友達、近所の人に声をかけて導くようになったのです。こうして、霊友会の活動が生活の一部になっていきました。

アルナさんの会員宅で開かれたつどいで。つどいにはいつも多くの会員が集まり、話が尽きない
時が経って両親が他界し、2人を思いながらご供養する日々の中、いつも支えてくれた両親や命をつないでくれた先祖へ、感謝する気持ちでいっぱいになりました。
| 霊友会の教えを通して強くなった「他人を思う気持ち」
1年ほど前、ボランティア活動をする中で、その日の食事にも困窮しているホームレスの夫婦に出会いました。しかも、ご主人はがんを患い、すぐに治療が必要な状態。私は、状況が少しでも良くなるようにと、毎日念願しました。しかし、なんとか政府が運営する病院に入院できて治療を始めることはできたものの、医師からは手の施しようがないと見放されてしまい、連れて帰るように言われてしまったのです。そんな状況に加え、彼の奥さんは障がいを抱えていて……。奥さん1人で彼を世話することは難しい、そう 思った私は、「2人を放っておけない!」と、病院から出なければいけなくなった彼の介護をすることを決めました。ホームレス向けのシェルターホームで暮らす彼らのもとへ通い、身の回りの世話や栄養たっぷりの食事を差し入れるなど、自分にできることは全部やりました。その甲斐あってか分かりませんが、彼は今も懸命に生きています。余命があとわずかだと知っていても、まだ希望を捨ててなんかいないのです。今では、少しずつ働くことができて収入も得るようになりました。
会うたびに、笑顔で私のことを出迎えてくれる彼ら。これからも、2人には元気でいてほしい。そのために自分ができる限りの力を尽くし、関わり続けていこうと思います。

日頃から支援しているホームレスの夫婦と。貧しい生活を送りながらも、いつも笑顔が絶えない2人
ボランティア活動をしていると、様々な背景をもつ人たちと出会います。物心ついたときから、すでに物乞いをしている人。面倒を見られる人がいないという理由だけで、家族に捨てられてしまう人……。私は、そんな彼らを支えることが生きがいであり、彼らのことを家族同然のように感じています。
導きの親であるシャルマも、他の会員たちと共に様々なボランティア活動をしていますが、私にも力を貸してくれます。こうした私たちの活動を見て、今では、多くの人が手伝ってくれるようになりました。
社会的弱者と呼ばれる彼らが、私たちの支援によって笑顔になってくれる――。こんなにうれしいことはないのです。これこそが、私の原動力となっています。
私は霊友会の教えに巡り合えたことで、「誰かの役に立ちたい」という奉仕の精神が、ますます強くなりました。導いてくれた妹に感謝の念が尽きません。これからも、この教えに取り組んでいきます。そして、1人でも多くの人たちに、社会貢献活動の素晴らしさや、先祖供養の大切さを知ってもらえるよう、声をかけ続けていきます。




