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about REIYUKAI

霊友会は2020年に
『開教100年』を迎えました

世の中は今、未曽有(みぞう)の危機に直面している。
私たちはこれからどう生きるのか。
今こそ、原点に立ち返ってみたい。
両恩師は開教以来、
人のため、社会のために尽くしてこられた。
その足跡をたどると、大切なものが見えてくる。

(霊友会の創立者・久保角太郎恩師)

霊友会の創立者
久保角太郎恩師
(1892-1944)
数少ない久保恩師の
ポートレート写真のひとつ。
30 代の頃と思われる

(霊友会の創立者・久保角太郎恩師)

「この世の中にどん底に落ちて
苦しんでいる人がいるならば、
救われる道があるはずだ。
そういう人たちこそ救っていかなければ、
世の中は本当に良くなりはしないのだ」。

NEW 世のため世のため NEW 世のため世のため

霊友会 社会事業の足跡

霊友会青年部は今、「ほっとかない! ほっとけない! となりの人から世界まで」の青年部スローガンのもと、さまざまな活動に取り組んでいます。社会の問題を他人事にせず、
自分たちにできることを見つけて、チームとなって取り組む
社会貢献活動(Ourおせっかい)もその一つです。

霊友会では、社会に貢献するさまざまな事業を、いつ頃から、
また、どのような思いで行ってきたのでしょうか。
霊友会の創立者・久保角太郎恩師、霊友会初代会長・小谷喜美恩師
の社会事業の足跡を辿っていきます。

特別企画

青年部創立70年 弥勒山建立60年

恩師小谷喜美先生の思いを現代に-

「一人でも不幸な人があってはならない」と、霊友会の教えを開かれた恩師久保角太郎先生。そのご遺志を受け継がれた恩師小谷喜美先生は、次代を担う青少年を育成するため、昭和29 年(1954)に青年部を発足。昭和39 年(1964)、青年の修練道場「弥勒山」を建立されました。そして令和6年、青年部創立70 年・弥勒山建立60 年を迎えました。

小谷恩師が青年部に託された思いや青年部活動、弥勒山にまつわる歴史などを学ぶ連載。小谷恩師の思いに迫ります。

〈霊友会青年部スローガン〉

ほっとかない!ほっとけない!となりの人から世界まで

人に寄り添い生きる。
先輩たちから受け継いだ
生き方を伝えよう

小谷喜美恩師によって霊友会青年部が創立されて、今年で70年の節目を迎えました。先輩たちが必死に私たちにまでつないでくれたバトン。それは、心から人に寄り添う生き方だと、私は思っています。

ヤンチャだった10代の頃、私は両親に迷惑をかけ、周りに心配をかけ続けてきました。親に暴言を吐き、親の愛情を踏みにじってきました。それでも、青年部の仲間たちが私に声をかけ続けてくれたおかげで、少しずつ立ち直ることができたんです。

弥勒山で親を思う同世代の仲間の姿に衝撃を受け、自分も変わりたいと思うことができました。病気で重い後遺症をおった後輩に元気になってほしくて、2人でつどいをしていく中で、彼だけでなくご両親からも「ありがとう」と言っていただいたその瞬間から、私の生き方は変わりました。

私は今、妻と3人の子どもたちと暮らしています。心から幸せやと言うことができます。でも、世の中を見渡せば、仕事に行けない、学校に行けない、家に居場所がない……辛い思いをしている人がたくさんいます。解決しなければならない社会問題も山積みです。

最近驚いたのが、小学校にあがった長女にGPS端末が支給されたことです。家を出れば学校に、学校を出れば私と妻のスマホに通知が入ります。今どこを歩いているかも分かります。

私が小学校1年生のときには、当然、そういった端末はありませんでした。近所の方々が「気をつけていってらっしゃい」。寄り道をしていたら、「寄り道せんと帰りなさい」。知らないおっちゃんやおばちゃんに怒られながら、でも、そうやってみなさんに見守っていただきながら、子ども時代を過ごしました。

今の親御さんの気持ちを思えば、GPS端末があれば安心なのかもしれません。でも、逆に考えると、そうしなければ親が安心できない、子どもを送り出せない世の中なんやと感じました。

私たちは、生きている環境も違えば、立場も異なります。私も家にいれば夫であり父親であり、会社に行けば部下であり、上司であり、仲間です。社会人だけでなく、学生さん、ご近所さん、ママ友……。いろんな人と人とが重なり合って毎日を過ごし、それが世の中を形作っているんだと思っています。

会社の中で、家庭の中で、ご近所の中で、友達づき合いの中で、たとえ嫌がられても、相手の幸せを願って関わっていく。それぞれの立場・環境の中で、自分には何ができるんやろうと考える。人に寄り添う生き方をする仲間を増やしていくことこそが、創立70年を迎えた私たち霊友会青年部が目指すものであり、世の中のみなさんと一緒に実現したい社会です。

この「スマイルフェス2024」をスタートに、世の中を明るくしていける仲間の輪を広げていきましょう。

ー青年部創立70年記念ー「スマイルフェス2024」から

前田康喜(まえだやすき)

霊友会青年部部長

前田康喜(まえだやすき)

大阪府出身
令和6年11月18日
第26代霊友会青年部部長に就任

大阪府出身
令和6年11月18日
第26代霊友会青年部部長に就任

Activities誰もが参加できる 活動の場

霊友会にはそれぞれのライフスタイルに応じた、活動の場があります。

全国各地開催される「つどい」

学生、青年、ヤングミセス、壮年、など私たちのライフサイクルに応じた悩みや話ができるつどいが毎月全国各地で開かれています。どなたでも気軽に参加できます。

1泊2日で行く「弥勒山」

さまざまな国や地域から、毎年5万人以上が集まる弥勒山。大自然の中で、普段では味わえない感動・発見があります。

〈霊友会青年部の歴史〉

  • 1954年

    次代を担う青少年の育成こそ 国家・社会に果たすべき役割

    次代を担う青少年の育成こそ、
    国家・社会に果たすべき役割

    霊友会初代会長・小谷喜美恩師は昭和28年(1953)、日本赤十字社の親善大使として、欧米各国の福祉施設視察に旅立った。欧米で、子どもたちにも社会奉仕の精神を教えている様子を目にした小谷恩師は、帰国後「次代を担う青少年の育成こそ、霊友会が国家・社会に果たすべき使命である」と言明。昭和29年(1954)、「霊友会青年部」が発足した。

  • 次代を担う青少年の育成こそ真心で人と社会に尽くす

    真心で人と社会に尽くす

    昭和29年(1954)に小谷恩師によって創立された霊友会青年部は、全国に仲間の輪を広げていった。その中で「社会に貢献したい」という希望が生まれ、視覚・聴覚障がい者のための点訳・朗読奉仕が実現。昭和34年(1959)には青年部有志によって『青経巻』の点訳が行われた。

  • 1955年

    敗戦で自暴自棄の青年を救うために

    敗戦で自暴自棄の青年
    を救うために

    戦後、家族も仕事も失い、自暴自棄になり、ヒロポン(覚せい剤)に手を染める若者が増えていった。霊友会はこの問題にいち早く取り組み、昭和30年(1955)、ヒロポン撲滅キャンペーン映画『悪魔の罠』を制作。青年部が中心となって全国各地で無料の上映会を開催した。この運動は、ヒロポン禍の沈静化に大いに貢献した。

  • 1964年

    「青年の弥勒山修行」を糧に成長していく若者たち

    「青年の弥勒山修行」を
    糧に成長していく若者たち

    昭和39年(1964)に竣成した「青年の修練道場」
    弥勒山。竣成当時から、多くの青年が参加し、
    仲間とふれ合い、人のために行動する決意を固めた。

  • 1977年

    「自分たちの生き方を自分たちで考えよう」

    「自分たちの生き方を
     自分たちで考えよう」

    学生の間にはびこる「無気力・無関心、無感動」を打破しよう―。

    昭和52年(1977)、霊友会青年部学生部がニューライフ・アドベンチャー(NLA)運動を発足させ、「高校生の主張コンクール」を各地で開催。コンクールが「ナキワラ!」となった今も、多くの中高生が自分の手で未来を切り拓くきっかけをつかんでいる。

    *霊友会はニューライフ・アドベンチャー(NLA)運動を支援しています。

  • 1990年

    青年部の心を花博で示そう!

    青年部の心を
    花博で示そう!

    「国際花と緑の博覧会」(平成2年・1990)に
    「いんなあとりっぷ館」を出展。

    国際博覧会史上、宗教団体が単一で参加するのは初めてのことだった。青年部有志が「まいとれ~やグループ」として来館者をもてなし、219万人をこえる人気館となった。

  • 2008年

    世の中の問題を他人事にしない

    世の中の問題を
    他人事にしない

    平成20年(2008)にスタートした「おもいやり連鎖運動」。児童待機、いじめ自然災害など、さまざまな社会問題に対して、できることは何か。
    全国の青年たちが災害復興支援、「子育てセミナー」などの活動を展開した。

  • 2011年

    被災者の心に寄り添う

    被災者の心に寄り添う

    平成23年(2011)3月11日に発生した東日本大震災。霊友会青年部はいち早く復興支援活動を行った。これは一時的な活動で終わらず、その後5年間続けられ、青年たちは被災者たちの心に寄り添い続けた。

霊友会『開教100年』を記念して発行された『未来へ』。

恩師久保角太郎先生が法華経の研究と先祖供養の実践に入られた大正9年(1920)から今日にいたるまでの歴史を、秘蔵の写真とともに振り返る記念霊友会『開教100年』を記念して発行された『未来へ』。グラフです。久保恩師の開教にかける思い。いつの時代も人に社会に尽くす活動を身をもって示された恩師小谷喜美先生の願いと、それに応える青年部の姿などが、全7章、206ページにわたって描かれています。100年の歴史を知ることで、青年部活動がより楽しくなります。ぜひお求めください。

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霊友会『開教100年』を記念して発行された『未来へ』。

発行:霊友会 発売:(株)いんなあとりっぷ社
価格:1,500円(税込み) A4判変形/206ページ

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