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REIYUKAI
ボランティア

2024.7.1

人を思う気持ちが、みんなの生きる力に

令和6年 能登半島地震支援活動
「震災復興キャラバン」が被災地を巡る

|   つらい思いをしている被災者一人ひとりのために

 石川県内外の霊友会会員たちが、「震災復興キャラバン」と銘打って自分たちにできる復興支援に取り組んでいる。5月11日~12日には、能登半島地震で被災した輪島市内の4軒を訪問し、崩れた瓦礫(がれき)の撤去や散乱した部屋の掃除を行った。


輪島市内の被災者宅でブロック塀を片付ける

 輪島市内で一人暮らしのHさん(70歳・女性)の半壊した家を訪問したKさん(59歳・女性)は、Hさんとの関わりをこう話す。

 Hさんと私の夫が仕事上での交流があり、私とも親しくさせていただいています。地震の直後、Hさんに電話をかけると、彼女が泣きながら話してくれたんです。「家は傾いてしまっているし、屋根は壊れ、中はめちゃくちゃなの。これから先、どうしたらいいのか……」

 一人の人間として、彼女のためにできることはないか。元気になってもらいたいと心から思いました。道路の損壊で被災地に入れなかったため、最初は電話で話を聞いてあげることしかできませんでした。

 道路が復旧したら会いに行って、仲間の力を合わせてできることをしようと計画を立てました。そしてやっと、Hさんのお宅に来ることができたのです。

 Hさんの家に集まったKさんたちは、初めに庭に落下している大量の屋根瓦を片付けた。その後、横倒しになった家具を起こし、残骸を次々と撤去した。そんなみんなの働きを見て、Hさんの目尻には涙が……。


倒れてしまった大きな仏壇を協力して持ち上げ、床の間に設置し直す


被災者宅の雑巾がけに進んで取り組む青年

 Hさんはこう言う。

 震災で家が壊れ、生きる気力も失い、片付けさえできませんでした。ですがKさんがずっと気にかけてくれて、今日はこんなにたくさんの人が私のために集まってくれて……。本当にありがとうございました。あきらめずに、これからも頑張って生きていこうと思います。

 「震災復興キャラバン」は、今後も被災地で継続的に行われる予定だ。