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REIYUKAIボランティア

REIYUKAI
ボランティア

2022.7.1

【NPO法人あおぞら会】
障がいのある人たちが生きるー日ー日を支えるために

 霊友会の「ありがとう こだま 基金」の贈呈先の一つ、岐阜県関市のNPO法人「あおぞら会」。心身に障がいのある人たちのための生活介護事業所やグループホームなどを運営している。

「あおぞら会」の施設利用者は、重い障がいのある人が比較的多い。18人の職員は、利用者が一日を生きていくための生活介助に日々取り組んでいる。

 また、利用者が地域社会で自分らしく生きていけるように、彼らが伝えようとしている気持ちに寄り添うことを大切にしている。

「あおぞらの家」で共同作業の一環として、ホウ酸団子作りに取り組む施設利用者(写真左)

限られた予算で運営する中、支援が届いた

 霊友会は2009年から継続して「ありがとう こだま 基金」を贈呈し、「あおぞら会」の活動を支援してきた。「あおぞら会」理事の大竹幸雄さん(60歳)は、次のように話す。

 私たちの運営は、「障害者総合支援法」による国からの報酬費および有志からの寄付などで成り立っています。

 平成21年(2009年)当時は、共同作業所「あおぞらの家」を開設したばかりで、限られた予算の中、運営に必須な備品の多くが不足していました。

 そんな折、利用者の中に霊友会の会員の方がいたご縁から、霊友会の皆さまと話し合う機会をいただきました。そして、私たちの活動に賛同していただき、「ありがとう こだま  基金」を通じてご支援をいただけることになったのです。

 基金は、車椅子の利用者も使えるように高さを変えられる作業台や寝台洗濯機などの備品の購入に活用させていただき、施設のみんなで大切に使っております。

 私たちを含めた小規模の福祉団体は、人材不足や経営が苦しいケースも多々あります。そんな地域の福祉事業に目を向けられ、支えていただいた霊友会の皆さまのご厚意に、どれだけ感謝しても足りません。

2019年に開かれた「あおぞらまつりオンステージ」で楽曲「パプリカ」を歌う「あおぞら会」の人たち

「あおぞらまつり」に霊友会会員がボランティアで参加

 現在はコロナ禍の影響で中断されているが、「あおぞら会」では年に1回地元の公民センターで「あおぞらまつり」を開催。地元の人たちの農作物や手作りの工芸品が販売されるバザー、障がいのあるなしに関わらず一緒に楽しめる演奏会などが行われてきた。

 霊友会の会員らも毎年、焼きそぱの屋台をボランティアで出店している。会場に数百人が訪れて賑わう中、約200食を販売した年もあった。大竹さんは、「会員の皆さんは優しい方ばかりで、積極的にお祭りを助けていただきました」と語る。「ありがとう こだま 基金」をきっかけに生まれた出会いから、地域ぐるみの交流も盛んになっている。