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REIYUKAIボランティア

REIYUKAI
ボランティア

2022.5.1

【NPO法人 難民を助ける会(AAR Japan)】
この世界の理不尽と向き合う。 一人でも多くの命を救おう!

紛争、自然災害、感染症…世界中で苦しんでいる人々の命を守るNPO

 霊友会の「ありがとう こだま 基金」の支援先の一つ、NPO法人「難民を助ける会(AAR Japan)」。昭和54年(1979年)に、ベトナム戦争に起因して発生したインドシナ難民の支援を目的に発足した。
 以来、難民の生活支援や、紛争後も残された地雷・不発弾の対策、地雷被害者の支援など、長きにわたり活動を続けている。
 また、地震や干ばつなどの自然災害に遭った被災地の復興支援や、新型コロナウイルスを含む様々な感染症対策を世界各地で実施。現在は日本を含めた世界16カ国で活動を展開している。


※AARの支援物資を受け取った国内避難民の少女たち(ウクライナ・テルノピリ州 3月14日)※「汚れなき聖母マリアの修道女会」提供

故郷を追われたウクライナの人々へ。無事を祈る世界中の思いを形にして

  令和4年2月に勃発したロシアによるウクライナへの軍事侵攻により、ウクライナ全土から430万人以上の市民が国外に逃れたと言われている。

「難民を助ける会」は、ウクライナと隣国のポーランドにネットワークを持つカトリック教会の修道女会と協力。ウクライナ国内に避難する人々へ、ポーランドで調達した救援物資をウクライナに輸送する活動を続けている。

 霊友会はウクライナ難民の支援のため、3月9日、「ありがとう こだま 基金」から義援金として1000万円を「難民を助ける会」に贈呈。義援金は、ウクライナの西部テルノピリ州にある修道院に身を寄せる母子や高齢者約80人のほか、同地域に逃れてきている国内避難民約3,000人の生活支援に活用されている。さらに近隣国のモルドバで約270人の難民が滞在する保養所・学生寮の食料支援にも基金の一部があてられた。
 東京都品川区にある「難民を助ける会」の本部事務局で、広報の伊藤美洋さん(54歳)に話を伺った。


※野菜や肉、魚、乳製品、パンなどの食材を仕分けるAAR職員(3月22日)※「難民を助ける会」提供

ウクライナ国内はインフラが破壊され、食料・医薬品・おむつなどの衛生用品・衣類などの生活必需品が不足しています。私たちがワルシャワの修道院に、『ありがとう こだま 基金』をはじめとした日本の皆さまからの寄付金と支援物資をお届けすると、修道院の代表は涙ながらに感謝の気持ちを伝えてくれました。
 ウクライナの難民問題は、更なる困難と長期化が予想されます。私たちの活動は、有志の方々からのご支援がなければ成り立ちません。この支援活動は大海の一滴にすぎないのかもしれませんが、その支援を喜んでくださっている方々が確実にいます。一人でも多くの方を救うため、皆さまの応援をいただきながら活動を続けてまいります」。

 最後に長 有紀枝(おさ ゆきえ)会長から、霊友会会員へのメッセージをいただいた。

「このたびはウクライナの方々のために貴重な浄財をお寄せくださり、心より御礼申し上げます。家を追われ、家族とも離れざるを得なくなった方々が少しでも避難先で安らかに過ごせるよう、皆さまのお気持ちとご寄付を大切に活用し、最善の支援を行ってまいります。あらためまして衷心より御礼申し上げます」。

※救援物資で食事をとるウクライナ難民の家族(モルドバ・キシナウ 3月21日)※「難民を助ける会」提供

『ありがとう こだま 基金』
「ありがとう こだま 基金」は、霊友会創立者・久保角太郎恩師と初代会長・小谷喜美恩師の人に社会に尽くす精神を受け継いで平成20年に設立されました。様々な事情で学校に行けない子どもたち、障がいや難病をもつ子どもたち、海外で貧困に苦しむ子どもたちなどへの支援のほか、災害で大きな被害を受けた都道府県に対しても基金から義援金を贈呈しています。この「ありがとう こだま 基金」は募金のほか、毎月会費の一部を拠出し、令和3年は51団体へ贈呈しました。