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REIYUKAI
ボランティア
2020.6.1
地域に笑顔を取り戻したい
私にも何かできるはず!
支援先での会員の皆さんの活躍
宮城県仙台市に住む、佐藤太一さん(69歳)は、「ありがとうこだま基金」 の支援先の一つであるNPO法人 秋保福祉会が運営する仙台市障がい者小規模地域活動センター「しゃくなげ苑」で長年に亘って活動を続けてきた。
しゃくなげ苑は、身障・知的・精神・難病等の障がいのある人たちが、安心して集い、お互いに助け合い、生き生きとした生活が過ごせるような援助、支援を目的とする施設。通所者の方たちが作る布草履・巾着などの授産品や、育てた花や野菜を販売し、運営を行っている。
※佐藤さん(左側)と「しゃくなげ苑」の皆さん。「布草履」の作るときに着物からでる埃に困っていたところ、平成23年に空気清浄機を「ありがとうこだま基金」から贈呈
佐藤さんは地元で民生委員・児童委員を務めて今年で5期目・13年、地域の方と関わりながら社会福祉の増進に努めてきた。2期目を迎えた平成21年には霊友会の「おもいやり連鎖運動」東北地区推進委員として「しゃくなげ苑」との交流も始まった。
佐藤さんに話を聞いた。
霊友会の教えを生かし、地域に貢献したいという思いから、地元にある「しゃくなげ苑」に出向きました。訪ねてみると、民生委員の先輩で、妻の千夜子(61歳)の中学時代の先生でもある、三沢裕子さんが理事長をされており、私にも何か奉仕をさせていただきたいと話したんです。
授産品(※)の布草履は着物や浴衣を再利用した生地を材料に作られていて、見た目もとても艶やかな草履ですが、なかなか生地が集まらないとのことでした。
※障がい者施設・地域共同作業所において、作業訓練の一環として障がいのある方々が製作した製品のこと
さっそく佐藤さんは東北支局を通じて宮城県の霊友会の仲間に、いらなくなった着物の生地の寄付を呼び掛けた。そして、佐藤さんが経営する秋保大滝不動尊の境内にあるお土産店「大滝園」で布草履の販売も始めた。夫婦で率先して活動を続けていくとその熱意が佐藤支部の青年部をはじめ仲間に伝わり、一緒に活動してくれるようになっていく。
東日本大震災から約半年が経った平成23年の10月、一人でも多くの方に笑顔を取り戻してもらいたいという気持ちから、仙台で復興イベント「元気注入!!笑顔まつり!!」を開催することになりました。「しゃくなげ苑」に協力のお願いをして、施設で働く障がいのある方と支部の仲間と一緒に授産品の販売をしました。それからは毎年出店してもらっています。
これからも人を思いやる気持ちを大切にして、支援活動を続けていきたいと思います。
と、佐藤さんは話してくれた。
※「笑顔まつり」で授産品の販売を手伝う佐藤さん(中央)