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REIYUKAIボランティア
REIYUKAI
ボランティア
2023.2.1
障がいを越えて活力を発揮する
スポーツを広げていく
一般社団法人 久留米市総合型SC桜花台クラブ
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障がい者スポーツが各地に広く浸透しつつある。令和3年(2021)のスポーツ庁の調査によると、週に1回以上スポーツをしている障がいのある人の割合は31%で、年々増加しているという。これは東京2020パラリンピックを背景とした機運の高まりに加え、障がい者スポーツの普及に取り組む個人・NPO法人の働きも大きい。
障がい者スポーツを楽しむ中で健康維持につながったり、達成感を得られたり、ストレス解消になるなどメリットは数多い。また、スポーツを通じて人と人の新たな交流も生まれていく。「ありがとう こだま 基金」の支援先、「一般社団法人 久留米市総合型SC桜花台クラブ」(以下、桜花台クラブ)は、福岡県を中心に障がい者スポーツの普及事業を行っている。
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| 誰もが参加できて楽しめるスポーツを子どもたちが体験
「誰でも、いつでも、楽しく」をモットーとする桜花台クラブには、子どもからお年寄りまで100人以上の会員が所属。主に福岡久留米市にある桜花台体育館で週に2回、ボッチャや車いすバスケットボール、スポンジテニス(※)をして汗を流す。
また、各地の小中学校を桜花台クラブに所属する障がい者スポーツ指導員らが訪問し、障がい者と共に築く心豊かな社会についての講演や、障がい者スポーツ体験教室などを行っている。
平成19年(2007)に桜花台クラブを立ち上げた井手浩(いでひろし)さん(62歳)は、次のように語る。
障がい者スポーツを体験した子どもたちからは、「相手の気持ちを考えることの大切さが分かった」「いつかぼくも車いすバスケットボールのプレーヤーになりたい」といったお便りが届きます。誰もが参加できて楽しめるように工夫が凝(こ)らされている障がい者スポーツに子どもたちが興味を持つことは、とても大きなことです。
車いすバスケットボールを楽しむ「桜花台クラブ」の会員たち。ゴールを決めた子どもを大人たちが温かく祝福する
久留米市内の小学校で「桜花台クラブ」が障がい者スポーツ体験教室を開いた
この社会に生きるみんなが生き生きと暮らせる世の中をつくっていくのは、未来を担う子どもたちです。より多くの人々に、この教室で感じたこと、気づいたことを、今後生かしていただければと願っています。
| 世の中を明るくするため「ありがとう こだま 基金」を役立てたい
霊友会との交流の始まりは、「―霊友会創立記念―JOYフェス2018」から。桜花台クラブの代表理事で、車いすテニス元日本代表の岩崎満男さん(68歳)が、パラスポーツ選手として講演したのがきっかけだった。
井手さんは、令和元年(2019)の「元気がでるつどい in 福岡」に、「ありがとう こだま 基金」贈呈式のため出席したときのことを振り返る。
末吉将祠会長のお話を聞き、人と人の出会いを大切にし、1人でも多くの人たちの支えになろうとされている姿勢に感銘を受けました。
霊友会のみなさまから贈られた基金は、活動に必要な競技用車いす、ボッチャボールの購入などに活用しております。霊友会の会員の中には私たちのようなボランティアをされている方もいらっしゃって、励まされました。障がいのあるなしに関わらず、一緒にスポーツを楽しみ、互いを理解し合っていける。そんな明るい世の中をつくるため、みなさんと共に歩んでいきます。
スポンジテニスの体験会。道行く人たちが飛び入り参加することも(久留米シティプラザ)
元気がでるつどい in 福岡での「ありがとう こだま 基金」贈呈式。
ボッチャボールが末吉会長から井手浩さん(左)へ寄贈された
「ありがとう こだま 基金」を活用してボッチャボールや競技用車いすを購入
【ボッチャ】ボールを転がしたり投げたりして的にどれだけ近づけられるかを競う競技。
【車いすバスケットボール】車いすに乗って行い、障がいの程度によって独自のルールがある。
【スポンジテニス】ラケットに当てやすいスポンジボールを使うテニス。
『ありがとう こだま 基金』
「ありがとう こだま 基金」は、久保恩師と小谷恩師の人に社会に尽くす精神を受け継いで平成20年(2008)に設立されました。様々な事情で学校に行けない子どもたち、障がいや難病をもつ子どもたち、海外で貧困に苦しむ子どもたちなどへの支援のほか、災害で大きな被害を受けた国内外の自治体にも基金から義援金を贈呈しています。この「ありがとう こだま 基金」は募金のほか、毎月会費の一部を拠出し、令和4年(2022)は48団体へ贈呈しました。
お問い合わせは、「ありがとう こだま 基金」事務局まで
TEL 03-5563-2500 FAX 03-3583-6177