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REIYUKAI
ボランティア
2024.3.1
キミにもできる! ボランティアの すすめ
手話を覚えて、視野が広がる!
3年前からスタートした「オンライン手話」は、「いろんな発見、気づきがあって面白い」と参加者に大好評。手話を教わるだけでなく、参加者同士のコミュニケーションの時間も豊富です。仲間と一緒に楽しみながら、「聴覚障がい」や「手話コミュニケーション」とはどんなものかを知り、さまざまな立場や環境の人と関わって自分の視野が大きく広がる。そんな「オンライン手話」に昨年から参加している青年に話を聞きました。
INTERVIEW
山口眞穂さん 兵庫県 33歳
| 心の垣根を取り払うきっかけに
私は昔から子どもと関わるのが好きで、大学で児童福祉について学んでいました。そこで手話に興味をもち、手話の授業を受け、手話サークルに入って聴覚障がいのある人たちと交流したり、大学の行事で手話通訳を手伝ったりしていました。
大学卒業後は、障がいのある子どもの日中の支援をする通所施設でずっと働いてきましたが、聴覚障がいのある人と接する機会がなかったため、手話を使うことはなくなっていたんです。
そんな私が再び手話をはじめるきっかけは、一昨年の「第二十八支部弥勒山大祭」。私は、支部の青年部執行部として妙一会のプログラムを担当していたんですけど、実は聴覚障がいのある人がその大祭に参加されていたんです。でも、霊友会独自の用語の手話通訳はご家族ではできず、直前に決まった参加だったため霊友会福祉センターの応援も間に合わなかった。そのことを、後で知りました。身近なところにも、サポートを必要としている人がいるんや。そう教えられたんです。
忘れかけていた手話を学び直して、霊友会の行事でも、役に立てるようになれたらいいな。そう思い、昨年から「オンライン手話」に参加しています。妙一会の子どもや年配の方まで参加されていて、いつも和やかな雰囲気。いろんな年代や地域の人と交流できて楽しいです。
山口さんが参加した令和6年2月「オンライン手話」の1シーン。画面左真ん中が山口さん
また、霊友会でよく使われる用語の手話表現はすごく面白い。例えば「功徳(くどく)」は、手話にはない単語。だから「活動」と「いただく」という手話を組み合わせて表現するんです。1つの言葉のもつ意味や、どう表現すれば相手に伝わるかを深く考えるきっかけになっています。
これは自分で学んでいるだけではもったいないと、支部の仲間に勧めると、「私も参加してみたい」という人が出てきました。友達には、「今、手話の勉強してんねん」というひと言をきっかけに霊友会の話をすることができました。
支部の妙一会のつどいでは、簡単な手話や、楽しく覚えやすい手話歌を取り入れることにもチャレンジしました。限られた時間の中でどう取り入れるか、正直、試行錯誤。でも、手話をできるようになることが目的ではなく、まずふれてもらうことが大切だと思うんですよね。
手話をきっかけに、いろんな障がいがあることを知る。関心をもつ。自分で調べたり、勉強する。そうして、障がいのある人を見かけたとき、出会ったときに、一歩引いてしまうのではなくて、心の垣根を取り払って、自分から関わっていける人が1人でも増えていったらいいなと思っています。
受講希望の方、詳細をお知りになりたい方は下の「オンライン手話 受講者募集!」にアクセスしてください。