What’s
つどい

2025.7.1
第二十八支部東海地区 役に立ち隊
失敗してもいい。“役に立ちたい”が人生を動かす
第二十八支部東海地区 役に立ち隊
~辛島佑弥さん・琴菜さん夫婦と仲間たち~
愛知県に、めちゃめちゃ盛り上がっている青年のつどいがある。辛島佑弥さん(27歳)・琴菜さん(27歳)夫婦の友達、そのまた友達へと、「とにかく(T)新しい人を(A)誘う(S)― TAS(タス)+」の輪が広がっているつどい―その名も「役に立ち隊」。一体どんなものなのか。その中身に迫った。
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5月11日、霊友会館東海(愛知県東海市)。辛島さん夫婦の会員や、東海地区の仲間たち、各々が誘ってきた人など、たくさんの人が集まった。この日は、みんなで青経巻を読誦した後、チーム対抗のゲームをしたり、グループに分かれてお互いの近況などを話し合った。
司会をしたのは、佑弥さんでも、琴菜さんでもない。聞けば、この1~2年でつどいに参加するようになった青年たち。彼らが明るく楽しく、場を盛り上げる。笑い声の絶えない、賑やかなつどいだった。
つどいに参加するようになって1年ほどの青年も上手にみんなを盛り上げる
この他にも、辛島家で行うミニつどいや、琴菜さんのママ友とのつどいなど、場所も内容も様々な「役に立ち隊」。その経緯を、琴菜さん視点でひもとく。
辛島家に集まって、ホームパーティーのような楽しいつどい
「私は結婚を機に、主人から誘われて霊友会に入会。先祖供養は大切なことだと思い、やってみることにしたんです。でも、子育てに追われたり、当時は気持ちの浮き沈みが激しかった主人との接し方に苦労して、つどいや弥勒山に行くのが嫌になったことも……。いつでも私を受けとめてくれる主人の叔母の辛島千佳支部長に支えられながら、何とか踏ん張っていました。
一昨年の8月、主人の発案で、自宅に会員や支部の仲間を呼んでつどいを始めました。自分の思いを吐き出せる場があるっていいな。私自身、それをすごく実感したんです。主人は、会員がいろんな人とふれ合う中で元気になる姿を見て、横のつながりの大切さを実感しました。
そして、『もっと仲間の輪を広げ、東海地区を盛り上げたい』と、昨年1月、『役に立ち隊』をスタート。最初は主人の熱量についていけないこともありましたが、主人の会員や友達、支部の仲間など、いろんな人と出会う中で、私のコミュニティーも広がって、気の合う仲間が増えていきました。気づけば、自分の友達も誘うほどつどいが楽しくなっていました。
佑弥さんの妻・琴菜さんはつどい中、子どもたちと関わる役割も多い
20年来の親友で、身体が弱く、両親との関係もうまくいっていない子がいます。彼女の力になりたい。その一心でお経をあげ、つどいに誘い続けました。昨年末、彼女からこう言われたんです。
『つどいに行くと、私なんかのためにいつもみんなが声をかけてくれて、温かいところだなって思う。琴菜ちゃんがどんどん幸せになっていく姿を見て、悪い教えじゃないんだって思うようになった。いつも誘ってくれてありがとう』。
本当にうれしかった。彼女の言葉を励みに、毎回いろんな友達を誘っています」。
つどいの実感を語る生の声にこそ、その魅力を深掘りするヒントがある。そう確信し、佑弥さんの会員2人と、佑弥さん自身にも話を聞いた。
私たちのつどいのここがスゴイ!
スゴイ!01
水野嵩大さん 27 歳 愛知県
| 変われたのかなって、言われて気づいた
高校の同級生だった佑弥から霊友会に誘われたのは、社会人になってすぐ。でも、仕事が忙しくて全然参加していませんでした。昨年、土日休みの仕事に転職。久しぶりに佑弥から声をかけられて、つどいに参加するようになりました。
ぼくにとってこのつどいは、自分を成長させてくれる場です。元々人と話すのが苦手で、前の職場では人付き合いも避けていました。だから、つどいでも最初は全然しゃべれなかったんです。
でも、ここではみんなが話しかけてくれて、ぼくの話をうまく引き出してくれました。こうやって人と会話すればいいのかと、すごく勉強になったし、まわりの人の話を聞いて、そういう考え方もあるのかと、新たな発見もありました。
小学校からの友達の今宮を誘ったのも、このつどいや仲間の面白さを知ってほしかったから。最近では、司会をしたり、つどいをつくる側にも積極的に挑戦しています。そのおかげか、「前より明るくなった」と言われたり、友達から相談をされる機会が増えて……。自分では気づかなかったけど、変われたのかなって思います。
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スゴイ!02
今宮拓海さん 27 歳 愛知県
| 人見知りだったのに、
今、人を引っ張りたいと思ってる自分がいる
水野に誘われて初めて参加したのは、佑弥さんたちとの飲み会でした。霊友会のことは全然分からなかったけど、佑弥さんてなんかすごいな。ちょっとパワハラ気質だけど(笑)、この人の言うことなら信じてみよう。そう思わせる何かがありました。ちなみに、ぼくらはみんな同い年ですけど、リスペクトを込めて、ぼくは「佑弥さん」と呼んでいます。
ぼくも水野と同じで、元々すごく人見知りだったのが、このつどいのおかげで、だいぶ人と話せるようになってきました。みんなの勢いに乗せられて、先日、人生2回目の弥勒山で運営者に挑戦。大勢の前に立って話すなんて大丈夫なのか? 不安だったけど、とにかく参加者に喜んでもらおうと思って頑張ったら、意外とうまくできて、自信になりました。
ぼくは将来、家業の建設業を継ぎたいと思っています。人を引っ張っていける人になれるように、これからも頑張っていきたいです。
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スゴイ!03
主催者に聞く!
辛島佑弥さん 27 歳 愛知県
| 全部投げ出してきた俺の人生にスイッチが入った瞬間
離婚した両親との関係がギクシャクし、友達ともうまくいかない。大学を中退し、仕事も長続きしない。10 代の頃から、ぼくは散々な人生を送っていました。生きてること自体がしんどくて、死のうと思ったことも……。子どもの頃は大好きだったつどいや弥勒山からも足が遠のき、ずっと声をかけ続けてくれた叔母の辛島千佳支部長は、本当にヤキモキしたと思います。結婚し、子どもが産まれてからも、浮き沈みを繰り返していました。
一昨年の夏、同じ団地に住む30 代の青年で、中学を卒業してからほとんど家に引きこもっているTさんと出会いました。Tさんやご家族の力になりたい。でも、俺に何ができるのか。1人では心もとなかったとき、弥勒山で知り合った同じ地域の青年が一緒になって、Tさんとご飯に行ったり、話をしてくれたんです。自分だけの力では難しいことも、横のつながり、仲間の力で切り拓いていける。そう思えたことが、「役に立ち隊」のスタートでした。
でも、いざやってみると、戸惑いの連続。ぼくは何事も事前に準備して、その通りにやりたい性格です。会員や東海地区の仲間が自分の思い描いた通りに動いてくれず、イライラすることがありました。こだわりが強い。頑固で融通が利かない。自分の悪いところが、つどいを通して見えてきたんです。
そんなとき、「もういいや」と全部投げ出してきたのが、これまでの俺の人生だったんじゃないか。そう気づけたとき、ここで切り替えよう、と思えました。そして、自分の言動を改めていこうと努力すると、不思議と、会員や仲間たちも前向きに取り組んでくれるようになったんです。
つどいを通して、1人でも多くの人の“役に立ちたい”。その一心で動くと、自分の悩みなんて気にならなくなってきて、人生がより良い方向に動いていくんだと気づきました。
これから「役に立ち隊」は、もっともっと、青年のやりたいことを思いきりやるつどいにしていきたいです。失敗してもいい。失敗から学び、人と関わる中で自分を見つめ直す。そんな仲間の輪を広げて、世の中に貢献していきたいです。
これからもみんなで力を合わせ、誰かの役に立つ輪を広げます!