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2021.1.1

一瞬一瞬を大切にしたい

友達と一緒にいられるのは、当たり前のことではない。廣瀬採吏さん(21 歳 )はそう心にとどめ、周りの人と向き合っている。

「私がそう思うようになったのは、専門学校1年のとき。友達が病気で亡くなったことがきっかけでした。もっと話を聞いていればよかった。もっと大切にしていればよかった。後悔することばかりで……。二度と同じ思いをしないように、友達といる一瞬一瞬を大切にして、めいっぱい関わっていこうと思うようになりました」。

今も、その思いは変わらない。

「複雑な家庭で育っていたり、家族同士でトラブルがあったり、いろんな事情を抱えている人と何人も出会いました。何とか力になりたくて、お経をあげて念願したり、つどいに誘っています。友達の問題にどう向き合っていいか分からなくなったときは、支部の仲間に相談。みんなが一緒に解決方法を考えてくれたり、念願をしてくれるんです。仲間の助けを借りながら一生懸命関わった友達が『元気になった』と言ってくれたり、前に進めた姿を見ると、すごく嬉しくなります」。

「友達や仲間に囲まれて、今本当に幸せです」と言う廣瀬さん。これからも友達の幸せを願い、自分にできることに取り組んでいく。

*撮影場所 外濠公園(東京都新宿区)/撮影 太和田光一郎